字降松
字降松(かなふりまつ)〔足利市(あしかがし)〕

当時3000人もの学生が足利学校に全国から集まっていました。
生徒の多くは学校の宿舎で寝起きしていましたが、そんな学生の中にも、まじめに勉強しない者もいました。
ある時ふまじめな学生が、試験に合格しないと学校をやめさせられると言われ、心を入れ替えて勉強をしました。
しかし、どうしてもわからない漢字があったので、孔子を奉る(たてまつる)お堂にお願いをし、そばの松にそれを書いてつるしました。
すると翌日の朝、きちんと答えが書いてあったというお話です。