記念館

◇記念館について◇

記念館は1903年に建設された旧本館で、1968年に現在の北門横に移築された国指定有形文化財の近代洋風建築の建物です。外観は白の板張り外壁と上げ下げ窓、屋根は瓦葺き仕上げとなっており、館内は現在でも旧本館時代の教室名プレートや照明器具などが残されています。移築後は1階が主に展示室、2階は200名を収容できる講堂として活用されています。

 

◇本館時代と現在の記念館◇

こちらの写真は左半分が昭和3年の卒業式時に撮られたもの、右半分が令和5年の時のものです。このように本館時代と現在の記念館の写真を並べてみると、天井や演台後方の部分などが本館時代から変わらぬまま残されていることがよくわかります。

 

◇記念館南口の沿革ボード◇

記念館の南口を入ると右側に会議・自習室、左側には創立当初からの沿革が記載された沿革ボードが展示されています。

 

◇第1展示室◇

南口から入って廊下を進んで左に曲がった所にあるのが第一展示室です。こちらの展示室には創立当時の明治時代から現在に至るまでの様々なものが展示されていて、伝統と歴史を最も感じられる部屋となっています。

展示品は多岐に渡るため、ホームページ内で全てを紹介することはできませんが、その一部を紹介します。

 

栃木縣立真岡中學校第1期生の卒業証書

 

明治時代の頃の教科書や時間割表、顕微鏡など

 

開校当時の事務机

 

開校当時の本館[現記念館]や校章

 

大正時代の頃の修学旅行や部活動の写真

 

本校2回卒の野澤一郎氏と35回卒の大塚実氏の功績を紹介した展示コーナー

 

昭和時代のマントタイプの制服や教材、学校生活の写真など

 

第1回マラソン大会の記念手ぬぐい

 

創立70周年記念の際に当時の生徒らによって名付けられた欅の紹介ボード

 

◇第2展示室◇

第1展示室と廊下を挟んだ反対側にある第2展示室では、各界で活躍された本校OBについて紹介しています。

 

◇校長室◇

本館として使用していた時代の校長室です。当時の机や椅子、ピアノなどが置かれています。

 

◇1階から2階へと繋がる階段◇

階段の途中にある踊り場は天井がすぐ頭上に迫り、重厚なデザインの手摺りも時代を感じる造りとなっています。

 

◇講堂◇

2階は広々とした講堂となっています。机や椅子などは現代のものになっていますが、板張りの天井や窓枠などは1階同様に古き歴史を感じられる造りとなっています。正面奥にある国旗スペースも昔から変わらず当時と同じ位置に掲げられています。