欅について

◇欅[ケヤキ]について◇

和名:ケヤキ

学名: Zelkova serrata

科:ニレ科

属:ケヤキ属

花言葉:「幸運」、「長寿」

特徴:日本、中国、台湾、朝鮮半島に分布する落葉高木で、高さ30m以上に成長することもある。花期は4~5月で、目立つものではないが薄い黄緑色の花をつける。また、木材としては堅く丈夫なため、古くから家具や寺社建築の用材として重宝されてきた歴史がある。本校においてもシンボル的存在となっているが、真岡市でも「市の木」に制定されている。当ホームページの上メニューボタンも欅の葉をモチーフにしたデザインとなっている。

本校における欅の歴史

◇本校の欅の歴史◇

本校では学校の敷地を取り囲むように欅が植えられています。特に敷地の南側にある欅はそれぞれ名前がつけられ、本校のシンボルツリーとなっています。その南側の欅は歴史を辿ると、開校当初は現在の位置よりも北側、今の1棟の近くに6本が植えられてたことが記録に残っています。その6本の欅は開校から54年後、校庭の拡張工事にて伐採される運びとなっていました。しかし、本校OBである野澤一郎氏が、母校で欅とともに過ごした思い出を残したいと、私財を投じて現在の場所に移植しました。明治の開校当初から大正、昭和、平成、令和と時代が変わっても本校のシンボルツリーとして校舎や生徒を見守り続けています。

 

◇名前のつけられた欅◇

上記の歴史にもある通り、本校のシンボルでもある欅ですが、野澤一郎氏が移植した6本の欅とそれに並ぶかたちで植えられている南側の5本、計11本[令和6年度時点では10本]の欅にはそれぞれ名前がつけられています。これは昭和44年の創立70周年記念の際に、当時の生徒から公募で名付けられた名前となっています。西から順に「新[あたらし]」、「真[まこと]」、「謡[うたい]」、「勇[いさみ]」、「望[のぞみ]」、「語[かたらい]」、「璞[あらたま]」、「憧[あこがれ]」、「集[つどい]」、「歩[あゆみ]」、「想[おもい]」という名前で、それぞれ株元には金属製のネームプレートが設置されました。

 

◇老化により伐採された「歩[あゆみ]」◇

創立70周年記念の際に名前がつけれた11本の欅でしたが、それから52年後の令和3年、老化現象により「歩[あゆみ]」の木の内部に腐食があることが判明します。全長約25mの大きな欅のため、倒木した場合、周囲への甚大な被害も想像に難くなく、シンボルツリーの1本ではあったものの令和3年8月に伐採の運びとなりました。

 

◇「歩[あゆみ]」のモニュメント◇

伐採されることとなった「歩[あゆみ]」ですが、その後、同窓会が、何かかたちになるものとして「歩[あゆみ]」を残そうと動きます。そして「歩[あゆみ]」の幹の一部を輪切りの状態にして保管、令和6年に業者に磨き加工を依頼し、モニュメントとして正面玄関横に飾られることとなりました。令和6年4月の創立記念式に先立って、「歩[あゆみ]」モニュメントの除幕式も挙行されました。除幕式の様子は「こちら」をクリックするとご覧いただけます。

 

11本の大欅

◇「新[あたらし]」◇

 

◇「真[まこと]」◇

 

◇「謡[うたい]」◇

 

◇「勇[いさみ]」◇

 

◇「望[のぞみ]」◇

 

◇「語[かたらい]」◇

 

◇「璞[あらたま]」◇

 

◇「憧[あこがれ]」◇

 

◇「集[つどい]」◇

 

◇「歩[あゆみ]」◇

上記の「歩[あゆみ]」に関する記事をご参照ください。

 

◇「想[おもい]」◇