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  • 「総合的な学習の時間」に関するアンケート調査結果
     (平成16年度調査研究事業)
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    調査対象:教職5年目、10年目、20年目研修受講者
            (小学校 243名 中学校 219名)
    調査日  :平成16年 11月4日、12月5日、平成17年1月7日
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  • 3 児童生徒にみられた変化
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    • 自分で調べたり考えたりすることや、考えをうまく伝えることができるようになってきている。
      学んだことを生活に生かしたり学習を発展させたりすることは十分ではない。
    • 約5割の教員が、「報告や発表などで考えをうまく伝えられるようになった」と答えている。「自分で考えたり調べたりする」、「地域への関心や地域の人への接し方」も多い。一方、「よりよい学び方や学習を目指して取り組む」、「教科等で学んだことを生活に生かす」については1割に満たない。
    • Q3 「総合的な学習の時間」を実施する以前と比べて、児童生徒には、どのような変化がありましたか。(複数回答)
    • 小・中学校ともに、回答が4割を超えたのは、「自分で考えたり調べたりする④」、「発表などで考えをうまく伝える③」、「地域に関心をもち地域の人と積極的に接する⑦」である。「適切な情報を選択し活用する②」も約4割の教員が回答している。
    • 調べて表現するという学習が行われており、そうした学習を通して、自分で考えたり調べたりする態度や、必要な情報を集めたり工夫して表現したりする力が身についてきているととらえている教員が多いものと思われる。また、地域に出て調査活動を行ったり施設等を訪問したりする中で、地域の人やものに学ぶ姿勢や態度が育ってきているととらえている教員も少なくない。
    • 「課題をとらえ解決の見通しや計画を立てる①」は2割、「よりよい学び方や学習を目指して取り組む⑤」、「教科等で学んだことを生活に生かす⑨」は、それぞれ1割に満たない。学んだことや学び方を生活に生かしたり、学習を発展させたりすることを教員がとらえることが難しいこと、また、そうしたことが教員や児童生徒にあまり意識されないまま学習が行われていることなどが、理由として考えられる。
    • 総合的な学習の時間においては、主体的な学習態度の育成や、教科等で学んだことがその後の学習や生活に生きて働くようになることが大切である。そのような児童生徒の姿をとらえるのは難しいことではあるが、児童生徒自身が学習の見通しをもって主体的に取り組んだり、よりよい学び方や学習を目指したりしていけるよう、評価と指導の充実を図っていく必要がある。
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    • 1 総合的な学習の時間に対する意識
    • 2 「総合的な学習の時間」における指導
    • 4 自校の教育活動への影響
    • 「総合的な学習時間」に関する教員の意識へ戻る
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