教科「情報」指導事例
著作権の保護
学習指導要領との関係
情報収集・発信における問題点
本項目の指導目標
インターネット等を利用して情報の収集・統合・発信を行う際の個人の責任という点から、情報と著作権との関係、著作権制度の概要を理解し、著作権の権利を尊重する態度を身につける。
指導の概要(総時数:6時間)
指導項目 | 指導時間 | 使用教材等 |
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インターネットと表現の自由 インターネットと情報倫理 |
1 | |
情報の公開 | 1 | |
著作権の保護 | 1 | Webコンテンツ |
指導展開例
学習活動 | 時間 | 学習のねらい | 指導上の留意点及び使用教材 | |
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導入 | 著作権クイズを行う。 | 5分 | 著作権や肖像権に関する知識を確認させる。 | 著作権クイズ(初級) http://www.kidscric.com/ を表示させ、行わせる。 |
展開 | 著作権法を概観する。 著作物を例示する。 著作物を利用するにはどうすればよいか考える。 写真の利用に当たって注意することを考える。 個人のプライバシーに当たるものを挙げる。 |
40分 | 著作権法の目的を理解させる。
著作物とはなにか、その概念について理解させる。 利用については許諾が必要であることを理解する。 写真の利用に当たっては撮影者の著作権の許諾と、被写体となった人の許諾が必要であることを理解する。 |
具体例を挙げて、それらが著作物にあたり、保護の対象になることを認識させる。 著作権の広場(著作権の基本10項目) http://cozylaw.com/copy.html 6.著作者人格権(基本その6) 同一性保持権 <事例1>ときめきメモリアル事件(SOFTICサイトより) ビデオゲームのゲーム展開を変えるメモリーカードの販売 http://www.softic.or.jp/YWG/reports/tokimemo2.html <事例2>サザエさん事件(サザエボンの場合)キャラクターイメージと同一性保持権 http://www.u-pat.com/d-8.html 著作権法が著作物の利用を禁じているのではなく、利用するためにはどのようにすべきかを定めたものであることも理解させる。 無断で撮影される人がどのように感じるかという問いかけを通して、個人のプライバシーについても考えさせる。 個人のプライバシーに当たるものを挙げさせ、生徒の意識の改革につなげる。 |
まとめ | 確認テストを行う。 | 5分 | 著作権や肖像権に関する知識がどのように変化したか確認させる。 | 著作権クイズ(中級) http://www.kidscric.com/ を表示させ、行わせる。 著作権や肖像権に関する問題は、この授業中だけではなく、情報に関わる場合に常に注意すべき問題であることを強調する。 |
使用教材及びWebコンテンツ
Webコンテンツ | |
Webページ名 | コピーライト・ワールド(http://www.kidscric.com/) |
コンテンツタイトル | クイズコピーライト道場 Q&Aコピーライト教室 |
URL | http://www.kidscric.com/ |
活用のポイント | 著作権に関する簡単な事前・事後テストをネット上で行える。解答・解説あり。 |
Webコンテンツ | |
Webページ名 | 社団法人 著作権情報センター(http://www.cric.or.jp/index.html) |
コンテンツタイトル | 著作権Q&A、CRICニュース |
URL | http://www.cric.or.jp/index.html |
活用のポイント | 著作権に関する様々な情報が提供されている。 |
Webコンテンツ | |
Webページ名 | 著作権のひろば(http://cozylaw.com/copy.html) |
コンテンツタイトル | 6.著作者人格権 |
URL | http://cozylaw.com/copy.html |
活用のポイント | 身近な著作権法をわかりやすく紹介している。 |