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教科「情報」指導事例

ローン計算

学習指導要領との関係

モデル化とシミュレーション

本項目の指導目標

身のまわりの現象や社会現象などを通して,モデル化とシミュレーションの考え方や方法を理解させ,実際の問題解決に活用できるようにする。

指導の概要(総時数:6時間)
指導項目 指導時間 使用教材等
ローン計算 Webコンテンツ
ワークシート(Excelファイル)
説明用配付資料(Wordファイル)

本時のねらい

元金,返済額,返済期間,金利と,複利計算の概念について学ぶ。

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指導展開例
学習活動 時間 学習のねらい 指導上の留意点及び使用教材
導入 家や車を買うときのローン計算について学ぶ。

返済計画の必要性を教える。

まず,欲しいものを思い浮かばせる。

5分 複利計算の原理を理解させるのが目的である。 表計算ソフトの財務関数は使わない。

1か月複利なので,月利=年利÷12,月数=年数×12で計算する。

まず,勘を頼りに返済計画を立てさせてみる。
展開 表計算ソフトを使用する。

いくらの車(家)を買いたいか,
毎月いくら返済できるか,
金利は年何%か,を考えさせる。

ワークシートに入力する。

何年で返済できるかを見る。

金利を変更して再計算する。

インターネットで法定金利の上限を調べる。

銀行ローン,カードローン,消費者金融ローン,ヤミ金融ローン(違法)について,金利を交えて言及する。
40分 原理を理解すれば,四則演算だけでシミュレーションできる。

財務関数を覚えるよりも、複利計算の原理を理解させるほうが大切である。

1か月複利なので,わずかな金利の差で返済計画がかなり違ってくることに気づかせる。
ローン計算Excelファイル

時間が許せば,最初から作らせてもよい。

借入3百万円,金利年12%,毎月3万円返済で,借入残高が減らない。同条件で,金利年12%を超えると借金地獄になる。

利息制限法の上限金利は,年18.0%。
出資法の上限金利は,年29.2%。

まとめ 数学を使えば,正確な答えが導き出せる。 5分 シミュレーションでも実用的な答えになることに気づかせる。 筆算によるローン計算Wordファイル

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使用教材及びWebコンテンツ


使用教材
教材名 ローン計算
作成ソフト Microsoft Excel
活用のポイント 借入総額と年利と毎月の返済額を入力すると,毎月の借入残額を計算するワークシート。マイナスになった時点が返済完了である。

使用教材
教材名 筆算によるローン計算
作成ソフト Microsoft Word
活用のポイント 複利計算の原理から,数式を導き出す過程を示している。

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