とちぎ学びの杜 ホーム

栃木県総合教育センター

お問い合せサイトマップ
生涯学習 教職員研修 調査研究 教育相談 幼児教育 展覧会 リンク
ホーム > 調査研究  > 教科「情報」指導事例 > 文字情報のディジタル化

教科「情報」指導事例

文字情報のディジタル化

学習指導要領との関係

情報の表し方

本項目の指導目標

コンピュータなどにおける、文字、数値、画像、音などの情報のディジタル化の仕組み及び2進数表現、標本化などの考え方や情報の単位としてのビット、バイトなどについて理解させる。

指導の概要(総時数:6時間)
指導項目 指導時間 使用教材等
情報の表現の仕方  
2進数 情報のディジタル化  
文字情報のディジタル化 Webコンテンツ
音声情報のディジタル化  
画像情報のディジタル化  
ファイル情報  

本時のねらい

コンピュータなどにおける、文字情報のディジタル化の仕組みであるコード化(符号化)と文字コードについて理解させる。

↑このページのトップへ

指導展開例
学習活動 時間 学習のねらい 指導上の留意点及び使用教材
導入 文字化けした文書(Webページ)を例示してどのようなものか確認する。

コンピュータ間では文字コードというとりきめを使って情報をやりとりしていることに触れる。
5分 文字化けという現象を理解する。 ブラウザの文字コード設定を日本語以外にし、文字化けを起こさせる。
または、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)教育用画像素材集より、
http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/i-jou1/i-s1/i-ss4/IPA-inf400.htm
文字化けの例を表示する。
展開 ひらがなを数字で表したコード表を3種類作る。(班毎に異なる3通りの簡単な文字コード表を配布し、表を完成させる。)

コード表を用いた解読の練習問題を解かせる。(各班のコード表に合った暗号文を解かせる。)

全員に、同じ「数字で暗号化された文」を示し、班毎に各コード表で解読する。

班毎に解読し結果を発表する。
40分 コード表の規則性を確認する。

コードを用いて文を解読させる。

コード表が違えば、同じコードでも解読できないことを理解させる。
コード表が正しく完成されたか確認する。
(コード表)

簡単な暗号文で練習することで、コード表が正しく完成されたかの確認をする。

コード表は3種類準備し、どれか1つの班にとっては意味がある文になり、他の2つの班については無意味な文字列となるように準備する。

全部の班の発表が終わった後、3種類のコード表が配られていたことを明かす。

実際のコード表を表示させる。
ASCIIコード・JISコード・シフトJISコード・EUCなどのコードがあり、同様の理由で文字化けが起こることを説明する。
  情報機器と情報社会のしくみ素材集より、
http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/2106/index.html
JIS X 0201コード表を表示する。

vecotor (ASCIIコード変換:ASCIIコード変換、JISコード変換:もじおくん)
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win95/util/text/conv/index.html
まとめ 普段の生活の中でも同様のことがないか聞く(話す)。 5分 コンピュータ上でのやりとり以外にも、日常生活で情報が受け手に正しく伝わらない状況があることに気づかせる。 情報を受ける側に対する配慮が必要なことに気づかせる。

身近な問題と絡ませることによって、コンピュータ間のやりとりにも、相手が解読できる文字コードを用いる必要性があるということを強調する。

↑このページのトップへ

使用教材及びWebコンテンツ

Webコンテンツ
Webページ名 教育用画像素材集(http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/index.html)
コンテンツタイトル 西欧言語の設定で表示した日本語の文字化け
日本語設定で表示したスペイン語の文字化け
URL http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/i-jou1/i-s1/i-ss4/IPA-inf400.htm
活用のポイント 例を提示することにより理解を深めることができる。

Webコンテンツ
Webページ名 情報機器と情報社会のしくみ素材集のホームページ(http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/index.html)
コンテンツタイトル 文字のディジタル化(ASCIIコード)
URL http://www.sugilab.net/jk/joho-kiki/2106/index.html
活用のポイント 例を提示することにより理解を深めることができる。

Webコンテンツ
Webページ名 Vector Softライブラリー(http://www.vector.co.jp/magazine/softnews/)
コンテンツタイトル 文字コード変換
URL http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se184738.html
活用のポイント 実際にソフトを使用し実習することにより、学習内容が確認でき理解を深めることができる。

↑このページのトップへ

・ 教科「情報」指導事例集に戻る

センター案内