平成１７年度 栃木県教育研究発表大会 特別支援教育部会Ⅱ 概要
特別支援教育を推進する新たな学校づくり
宇都宮市教育センター 宇都宮市立宮の原小学校 鈴木 秀行
宇都宮市教育センター 宇都宮市旭中学校 大金 正治
宇都宮市教育センター 上澤 久子
宇都宮市教育センター 磯 弘子
市内全小・中学校において特別支援教育の理念が浸透し、学校全体で組織的に支援体制を構築できるよう、昨年度、本市としての考え方や具体的な実践例をまとめた調査研究である。
発達障害があるから特別な支援を行うのではなく、支援が必要な子どもが持っている「困り感」を出発点にした支援について、各学校ですぐに活用できる特別支援教育推進計画の例示や、「特別支援教室を利用した個別の児童への支援例」などの、小・中学校６校における具体的な実践事例、実態把握に活用できるチェックリストの例、連携できる関係機関の連絡先等を１冊にまとめた。
さらに、今年度、各学校で校内支援体制が構築される中、全学校を対象に「特別支援教育の整備状況及び取り組みについて」アンケート調査を行った。校内研修や指導方法、外部との連携など成果がみられた学校独自の取り組みや、校内委員会の運営等に関しての様々な課題・悩みなどを整理することにより、今後、校内支援や関係機関との連携が円滑に進められるよう各学校に還元していきたい。
