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平成18年度 栃木県教育研究発表大会 キャリア教育部会 概要

学校教育におけるキャリア自己概念へのアプローチに関する一考察

~生き方を考えるプロセスを重視した実践を通して~

上三川町教育研究所 上三川町立本郷中学校 荒川 幸広

 生徒の『キャリア自己概念』の深化を考える際、「自己理解を深めること」が中核になると考えられるが、自己概念のキャリア的側面が『キャリア自己概念』である以上、職業や社会生活についての理解が不可欠である。しかし、これまでの学校教育の中での職業に関わる指導は、「美化された職業観」や「現実とはややかけ離れた建前論的な学習」に重きが置かれていた。従って、子どもたちが社会に出た時、自分の認識していた職業観や社会生活とのギャップに苦しむ者も少なくなかったであろうと推察できる。
 それでは、今後進めていくキャリア教育の中での職業に関わる指導の中心をどう捉えていくべきなのか。これまで、職業に関わる指導の中心は、「個人の職業選択、さらには選択に向けての準備を支援する教育活動」であった。しかし、今後は、「現実吟味をしっかりとした上で、将来の生活設計と関連付けながら、進路選択をしたり、生活上で果たしたいと願う様々な役割のバランスを考え、生き方を考えるプロセスを重視する教育活動」にシフトしていかなければならないと考える。

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