平成18年度 栃木県教育研究発表大会 人権教育部会 概要
楽しく誇りのもてる河内中
~望ましい人間関係づくりを基盤として~
河内町立河内中学校 荻原 志美
県教委指定の人権教育研究学校の推進にあたり、本校がこれまでに取り組んできた人権教育の成果と課題を検討した結果、現在の本校生の課題は「望ましい人間関係づくり」ではないかということになった。望ましい人間関係が構築されれば、生徒一人一人が安心して、楽しい学校生活を送ることができ、教科の学習をはじめ、全教育活動において意欲的な取り組みができるのではないかと考え、本研究主題を決定した。
主な実践内容として、「Q-Uを活用した学級集団の理解と対応」、「総合的な学習の時間の天下井の工夫」、「生徒が主体的に他とかかわる授業の工夫」があげられる。「Q-U」を活用することにより、学級集団の実態を客観的に理解することができるようになり、生徒の状況に応じた効果的な指導援助につなげることができた。また、総合的な学習の時間の展開を工夫し、全学年で「人間関係づくり」を意図的に取り入れたことにより、他の人から学ぼうとする態度や、人とのよりよい関係づくりをしようとする意欲が高まってきた。