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平成18年度 栃木県教育研究発表大会 環境教育部会 概要

学校ビオトープを活用した実践と教育効果の検証

 

宇都宮大学環境教育課程 ビオトープ支援学生グループ 小久保 貴子
宇都宮大学環境教育課程 ビオトープ支援学生グループ 八谷 賢治
宇都宮大学環境教育課程 ビオトープ支援学生グループ 渡辺 淳
わたらせ未来基金、エコロジーオンライン 谷 雅人
宇都宮大学 松居 誠一郎

 本年度、県内の2小学校のビオトープ活動に、宇都宮大学教員、学生と環境NGOメンバーが参加した。野木町立新橋小学校では数年前につくられたビオトープ池を用いて、このビオトープのモデルとなった渡良瀬遊水池の水辺環境と比べながら、動植物の観察を行った。この活動では生物のかたちやくらしの多様性に児童が気づき、それを保全することの重要性を学ぶことを目指した。那須塩原市立南小学校では、校内にある水路や池を地域の自然を生かしたビオトープに改造するための計画つくりを児童がおこなった。学校周辺を特徴づける那須疏水の影響下で成立した里地環境を児童が調査し、ホタルなどの地域の生物が生活する環境の特徴についての理解を深め、それをビオトープ構想に生かせるようにした。いずれの活動も地域の生物多様性を、ビオトープを通じて課題探求的に学ぶことを目指した。また理科学習との関連性にも注意を払い、顕微鏡やルーペによる観察、動植物のスケッチ、環境の測定などの実習を含めるようにした。なお、いずれの活動も文部科学省のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクトによる経費の補助を受けて実施した。

 

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