平成18年度 栃木県教育研究発表大会 幼児教育部会 概要
「学び」から見た保育・授業づくり
~「生きる力」の基礎をはぐくむ視点からの保育・授業研究~
総合教育センター 幼児教育部 田渕 光与
総合教育センター 幼児教育部 鈴木 智恵
幼児教育センターでは平成14年から幼・保・小連携を進めている。昨年までの4年間は地域における連携体制を支援し、教職員同士の「子ども観」「教育観」の交流による相互理解を図った。今年はさらに充実した連携が行われるよう、保育・授業研究を合同で行う「連携推進充実事業」を実施している。この事業のコンセプトは、子どもの「学び」がある保育、授業の構想である。
子どもがどのように教材を受け止め、それにかかわり、解決を目指す過程で友達の活動や意見に新たな気付きをしながら学んでいくのか、幼・保・小の教職員同士がお互いの見取り・考え方に学び合いながら授業研究をしていくというものである。
幼・保・小はそれぞれ扱う子どもの発達段階が異なることから教職員の「教育観」も異なっている。その異なるところに学び合いながら、教職員が得るものは多い。
部会では保育・授業における子どもの様子を紹介し、参加者同士の「学び観」を学び合う場としたい。