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平成19年度栃木県教育研究発表大会 数学部会(中・高) 概要

高等学校における教科指導の充実に関する調査研究

- 生徒の主体的活動を取り入れた授業展開の工夫 -

県立鹿沼高等学校  國安 貴
総合教育センター 研修部  植木 淳

 学習指導要領の趣旨に則り、教育課程実施状況調査やOECD生徒の学習到達度調査(PISA)等の結果から指摘されている課題を踏まえ、“分かる授業”の取組の一つとして、生徒の主体的活動を取り入れた授業に取り組んだ。主体的活動を取り入れた授業では、数学的活動の充実、数学的コミュニケーションを生かした授業、コンピュータなどのテクノロジーを活用した学習指導が重要であるとされている。本研究では、これらの視点に基づいて、事例の作成に取り組んだ。ここでは、数学Ⅰの2次関数、数学Ⅱの三角関数、積分についての授業の工夫を提案する。
 特に、積分については、「微分積分学の基本定理」を生徒たち自身が気づき、創り上げることをめざした授業展開を試みた。ワークシートを活用して生徒一人一人の主体的活動を促し、またコンピュータを利用してイメージをふくらませる。その過程で生徒自身が規則性を発見し、理解を深めることにつなげる。数列をこの時点で学習していない2年生に「区分求積法」の考え方やニュートン・ライプニッツの偉業をいかに伝えるか、授業展開とその工夫を授業後の生徒のアンケートの結果を添え提案する。

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