「地域の教育力の向上を目指して-地域と学校のさらなる充実・促進を図るために-」をテーマに、学校支援地域本部事業についての調査研究結果の報告と、学校支援地域本部による地域と学校の連携に取り組んでいる地域コーディネーター・行政担当者による実践事例の発表がありました。
発表後は、参加者同士のグループ協議、宇都宮大学の廣瀬隆人教授の進行によるインタビューフォーラムが行われ、学校支援ボランティア活動をより充実するためのポイントを中心に、発表者や参加者から意見を引き出しながら進められました。
最後に廣瀬隆人教授から、学校と地域の連携を進める意義に絞って御助言をいただき、有意義な部会となりました。
発表1 学校支援地域本部事業の地域社会に与える影響についての研究
平成20年度から3か年間実施された「学校支援地域本部事業」について、成果や課題に関するアンケート調査を実施するとともに、県内外の事業への取組ついての聞き取り調査を行い、その結果をもとに今後の地域と学校のよりよい連携の在り方や推進方策についての発表がありました。
発表2 学校支援地域本部による地域と学校の連携事例
事例1 青森市浦町地区学校支援地域本部の取組
積極的に学校支援ボランティアによる活動を取り入れ、子どもたちの成長を地域で支えてきた、地域コーディネーターの役割についての具体的な発表がありました。
事例2 さくら市喜連川地区学校支援地域本部の取組
学校や地域の理解と協力を目指した、教員の交流会・研修会の実施や「つなぐには意味がある」をキーワードにした「地域づくり」の推進等、事業効果の向上のための取組についての発表がありました。改めて、「地域づくり」の重要性を再確認する時間となりました。