中学校と高等学校の実践発表がありました。授業における具体的な実践例の発表の後、参加者がグループに分かれ、国語科における言語活動の充実について、協議を行いました。
発表1 文学教材を用いた言語活動の指導の工夫
― 文学的文章読解における交流・評価の実践から ―
生徒の多様な読みを引き出す授業展開の工夫、生徒がそれぞれの読みを交流しあう言語活動の工夫、文学教材における意見の交流・評価活動の工夫等について、実践報告がありました。
「走れメロス」において、本文に書かれていないセリヌンティウスの視点から読む活動等、興味深い実践例が数多く紹介されました。
発表2 学ぶ楽しさを生徒に実感させる古典の指導を目指して
― 苦手意識を緩和し、古典に対する興味・関心を高めるために ―
学ぶ楽しさを生徒に実感させる古典の授業として、以下のような学習場面を設定した授業の実践例が報告されました。
- 生徒が、「学習内容や作品内容がよく分かった」というような腑に落ちた理解を得ることができる学習場面
- 生徒が、「学んできたことが役に立った」、「学び甲斐があった」などというような実感をもつことができる学習場面
研究協議 言語活動の充実に向けて
各グループで、言語活動の充実等について話し合いました。