国語、算数、社会科の3つの実践発表がありました。発表を聞きながら感想や疑問等をメモし、発表後はグループに分かれて研究協議を行いました。具体的な事例をもとに話合いをすすめることとができたため、参加者にとって有意義な時間となりました。
発表1 よりよい社会を築こうとする子どもを育てる社会科
-体験的に地域の人や物から学び、学んだことを生かす力の育成-
「いかす」段階に重点を置いて研究を進め、児童が自ら考え判断し、社会に働きかける力を育成するための学習活動等の工夫についての成果が発表されました。また、ゲストティーチャーの活用や社会科ノートの充実等、具体的な取組も紹介がありました。
発表2 批評力を育成する指導の工夫
-非連続型テキストを批評する学習を通して-
内地留学して研究した、批評力育成の意義と実践例についての紹介がありました。国語の文章読解では、筆者の考えや書き方について批評する力が求められ、既有知識に差がある児童が批評力を身に付けるためには、非連続型テキストの批評が有効であることが報告されました。
発表3 自分の考えをもって主体的に取り組む姿を求めて
-算数的活動を通して-
算数科の授業を通して、児童が主体的に取り組む姿とは何かを追求し、その理想像に近づけるための支援についての成果が発表されました。そして、その理論に基づき主体的に取り組む児童を育てる算数授業の実践を行い、その成果と課題について具体的な事例等が紹介されました。
研究協議の様子
4-5人でグループをつくり、発表に対する感想や、日頃感じている疑問点などについて、熱心に話合いが行われました。