令和5(2023)年度 教科指導充実に関する調査研究(高) 『実践編』公開

 今年度の教科指導充実に関する調査研究(高)の資料、『教科における探究的な学習の充実~新しい時代に求められる資質・能力の育成を目指して~ 実践編』を、当センターWebサイトに公開しました。

 今年1月に公開した『理論編』に続く『実践編』には、地理歴史科、理科(物理・化学)、保健体育科、農業科、工業科、商業科の6教科7科目における探究的な学習の授業実践が掲載されています。単元の指導計画や、探究的な学習を取り入れた授業の展開、指導のポイント、ルーブリックを用いた評価になどの実践例が示されています。

 ここでは、各科目における探究的な学習の「問い(学習課題)」をご紹介します。

地理歴史科(歴史総合)「世界各国の政治や社会は、第一次世界大戦の前後でどのように変化したのだろうか?」
理科(物理)「単振り子の周期を決める要因は何か?また、その要因と周期の規則性はどのようなものか?」
理科(化学)「凝固点降下の規則性は何に依存しているのか?」
保健体育(体育)「なぜ、あなたは走るのか?」
農業科(農業と環境)「自然と調和した農業とは?」
工業科(情報数理Ⅰ)「歩行者用信号機の動作をプログラミングで表現するには?」
商業科(財務会計Ⅰ)「財務諸表から読み取ることができる企業の実態とは?」

 「問い」を見ただけでもワクワクする内容です。詳細は当センターのWebサイトをご覧ください。

 さらに、授業実践で活用した「ワークシート」や「ガイダンスプリント」、「ルーブリック」などの資料や、探究的な学習を取り入れた授業をデザインするための「授業づくりワークシート」も掲載しています。新学期から始まる授業づくりのヒントや、授業改善の視点を与えてくれる資料がそろっています。ぜひご活用ください。

資料のダウンロードは下記から可能です。

https://www.tochigi-edu.ed.jp/center/cyosa/cyosakenkyu/kyokasido_r05_koko/index.html