那須の酪農家
那須野が原ではどのようにして農業(酪農)が盛んになり、現在に至っているのか

・那須野が原の地形は台地であること、冷涼な気候であることから稲作など作物を育てることは困難であり、次第に酪農が行われるようになりました。
・大消費地「東京(とうきょう)」から近郊であるという立地条件から生乳の消費需要が高まり、酪農が盛んになります。
・しかし、交通網の発達により大生産地北海道(ほっかいどう)から大量の生乳や乳製品が出荷され、価格が安値で安定するようになります。
また、消費者の嗜好(しこう)の変化から生乳消費量が伸び悩みます。
・牛は生き物です。
生き物を飼うことは毎日、世話をしなくてはならないのです。餌をあげたり、糞(ふん)の掃除をしなくてはならず、大変な労働です。
牛舎を清潔に保たなくては乳牛が病気になったり、糞の処理には悪臭がともなったりするなど神経をつかいます。