日光東照宮
日光東照宮はなぜ造られたのか


三 猿(写真提供日光東照宮)

徳川家康(とくがわいえやす)は「…一周忌が過ぎたならば、日光山に小さな堂を建てて勧請(かんじょう)し、神として祀る(まつる)こと。そして八州(はっしゅう)の鎮守(ちんじゅ)となろう」という遺言を残しこの世を去りました。

そして、遺言どおり、朝廷から東照大権現(とうしょうだいごんげん)の神号が贈られ、神として祀るための霊廟(れいびょう)として作られたものが日光東照宮です。

「八州の鎮守」とは、現代で言うならば「日本全土の平和の守り神」という意味です。

そのため日光東照宮には平和を意味した装飾品や彫刻が数多く存在しています。