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2013/06/13

平成25年度 新任児童指導主任・生徒指導主事研修(小・中学校)

| by 栃木県総合教育センター
目  的児童指導主任・生徒指導主事の職務や児童・生徒指導の今日的課題についての理解を深め、児童指導主任・生徒指導主事としての資質の向上を図る。
日  時平成25年5月30日(木) 9:30~16:00
対  象小学校の新任児童指導主任、中学校の新任生徒指導主事
研修内容1 講話「児童・生徒指導の意義と児童指導主任・生徒指導主事の職務」
2 講話「児童指導主任・生徒指導主事の職務の実際」
3 研究協議「事例に学ぶ」
4 講話「関係機関との連携」
講  師小・中学校教員
中央児童相談所副主幹
県教委事務局学校教育課児童生徒指導推進室副主幹
各教育事務所副主幹・指導主事
研修の様子
講話「児童・生徒指導の意義と児童指導主任・生徒指導主事の職務」
講話「生徒指導主事の職務の実際」
講話「児童指導主任の職務の実際」
研究協議「事例に学ぶ」
研究協議「事例に学ぶ」
講話「関係機関との連携」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度、研修へのニーズ
  ①満足度
 満足  不満足
 
研修満足度62%38%

②研修ニーズ

  • 保護者との対応について
  • インターネットや携帯電話に関わる課題、情報モラルについて

1 講話「児童・生徒指導の意義と児童指導主任・生徒指導主事の職務」

  【研修の目標】
 児童・生徒指導の意義を理解し、校内における児童指導主任・生徒指導主事の役割について確認する。

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 一人ひとりの児童生徒の健全な成長、すなわち自己指導能力の育成のために全職員が一丸となって指導に当たることが大切だと改めてわかりました。
  • 把握した生徒指導上の実態を管理職へ報告・相談して、どのように取り組んでいくかの計画の策定を行い、周知徹底させていく役割が期待されていることがわかりました。
  • 校長を中心に方針を決め、教職員全員で改善に取り組む際の中心的役割を担うことが望まれます。
  • 生徒指導主事は 生徒指導全体を組織的計画的に運営すると共に、組織の中心として連絡調整などを通して合意形成を図るなどの役割が期待されていることがわかりました。

2 講話「児童指導主任・生徒指導主事の職務の実際」
【研修の目標】
 校内の組織づくりや指導体制の確立のために主任・主事として果たすべき役割や問題行動への具体的な対応について理解する。

【講話を聞いての主な意見・感想】
  • 職員間の調和を大切にし、いつでも相談できる、情報を共有できる雰囲気作りに努めていきたいと思います。
  • 日頃から、報告・連絡・相談ができるような体制作りが大切だと思いました。
  • 担任が孤立することなく学年での連携、そして学年間の連携ができるよう連絡調整していきたいです。
  • 情報を共有し、生徒指導を行う上で、教職員間の指導に「ぶれ」がないよう、協力的な組織、指導体制をつくりたいです。
3  研究協議「事例に学ぶ」
【研修の目標】
 問題行動への対応や児童・生徒指導の役割連携における組織的な指導を図るための児童指導主任・生徒指導主事の役割を理解する。

【研究協議を実施しての主な意見・感想】
  • 問題行動が起こったとき、素早く情報を収集・整理しチームを立ち上げて、解決に当たる際の橋渡し役をうまく務めることが大切だと思いました。
  • 当事者、学級、学校と様々な関係性の中から、問題解決の糸口をさぐり、関係機関と十分な連絡をとって行うべきだと思いました。
  • 問題行動への対応に対して全職員で当たることができるような組織づくりと、どう実際に対応するか考えるコーディネーター的役割を果たすことが必要だと感じました。
  • 事例研究では、様々なアイデアが出ました。学校でも多くの先生と連携・協力し、チームで問題に向かって行くことが大切だと感じました。
4 講話「関係機関との連携」
【研修の目標】
 児童虐待についての現状と課題、児童相談所との連携に基づいた児童虐待への対応の在り方について理解する。

【講話を聞いての感想】
  • 児童虐待の4つの分類について、具体的に説明していただき児童虐待の現状についてよく分かりました。
  • 児童虐待を発見したとき、どのように対応するべきかよく分かりました。
  • 現在、虐待が疑われる児童生徒がいますが、実際どのように対応すれば良いかわかりませんでした。講話を聞いて、市や児童相談所との連携が重要だとよくわかりました。





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