1 講話・演習「学校の現状分析と対策の検討」
【目標】
自校の現状分析を通して、学校の特色や課題を把握し、学校組織マネジメントに取り組む具体的な視点を得る。 |
【自校のよさを活かした学校経営や課題解決をするために参考になったことや実践してみたいことなど】
- 学校運営の主体者としての意識を職員全員にもってもらいたいと考えています。その意識を高めるために、今回学んだSWOT分析という手法は有効であると思います。時間の許す範囲で、校内研修で実践し、学校の強みを生かした学校づくりに全職員同じ意識で取り組みたいと思います。
- 学校規模や環境が同じような学校でグループ編成されていたので、それぞれの取組に同意できる面が多くありました。SWOT分析から意見をいただいた改善策の1つに「教師の積極的な授業公開」とあったことは、自分の常日頃から考えていることと合致したため、3年間の見通しを立ててシート作成をしてみました。やはり、子どもの学力向上に向けて一番の取組は、教師の意識を向上させていくことであると思いました。
- グループ活動による演習で、自校のSWOT分析について、具体的なアドバイスをいただくことができたことは、今後の取組の具体策を考える上で大変参考になりました。学校に戻っても、多くの先生方から意見を集め、取り組んでいきたいです。
2 講話「人権教育の推進と教頭の役割」
【研修の目標】
本県の人権教育への取組とその課題について理解し、各学校の実態に合わせた教頭としての人権教育推進の在り方を確認する。 |
【自校における人権教育を推進するために取り組みたいこと】
- 人権が尊重された雰囲気や環境づくりをするために、言語環境、学習環境をもう一度しっかり見直したいです。それは「隠れたカリキュラム」とも関係することなので、教職員一体となっての組織づくり、場の雰囲気づくりをしていきたいと考えました。
- 若手が多いので、人権教育の「育てたい能力」の変更点や同和教育問題について校内で確認しながら、人権教育の大切さについて共通理解できるようにしたいです。
- 教職員の言動は、生徒の人格形成に大きな影響を及ぼすと思います。体罰や暴言等の不適切な言動がないよう、教職員の人権意識高揚に向けた取組をしていきたいです。
3 講話・演習「人材育成」
【研修の目標】
人材育成を進める上で、自校の教職員集団の成長や課題改善のための方策のヒントを得る。 |
【参考になったことや教頭として実践してみたいことなど】
- 人材育成という視点で、本校での若い先生からの相談を振り返って考えるよい機会となりました。指示するだけの対応であった自分を反省し、相手の考えや意欲を引き出せる、よい質問をし、コミュニケーションをはかり、信頼される存在になりたいと感じました。
- 「失敗できる環境づくり」によって人材が育成されると実感しています。職員がのびのびと仕事に取り組める環境づくりに、今後も努めたいです。
- 「考える」と「悩む」の違いについて、見極める力をつけ、職員の考える力を鍛えられるよう質問を大切にしていきたいです。
- 教職員とコミュニケーションを図る上で、「前提」にこだわらないことやコーチングを意識した対応を、相手の立場や状況に応じて活用してみたいです。また、人材の育成は「課題解決型」「思考力・表現力」「賞賛」など、児童の教育と共通するところがあると感じました。