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2016/11/08

平成28年度 教頭2年目研修(高等学校、特別支援学校)第2日

| by 栃木県総合教育センター
目  的管理職としての深い見識と優れたリーダーシップを高めるとともに、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての実践的な資質・能力の向上を図る。
日  時平成28年8月22日(月) 9:30~16:00
対  象高等学校、特別支援学校の2年目教頭
研修内容1 講話・演習「学校評価を活用した組織の活性化」
2 講話「学校の財務」
3 研究協議「学校組織マネジメント校内実践上の課題」
講  師総合教育センター職員
研修の様子
講話・演習「学校評価を活用した組織の活性化」
講話「学校の財務」
研究協議「学校組織マネジメント校内実践上の課題」

研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度

 満足 
不満足
 
研修満足度95.5%4.5%


1 講話・演習「学校評価を活用した組織の活性化」

   【研修の目標】
 学校評価を実施する意義、実施上の成果と課題を理解し、学校組織の活性化に活用できる自校の学校評価の在り方について具体的に考える。

  【講話・演習を通しての主な意見・感想】
  • 学校評価を踏まえた次年度の重点目標を分掌・部や学部等で検討しておくことは、目標の共有化につながり組織力を向上させることができると考えました。検討することの重要性を改めて確認しました。
  • アンケート結果は学校評価のうちの一つであり、分掌・部や学部等で評価している内容も含め、総合的に捉える必要性も感じました。さらに、現在も重視している教職員評価との連動についても引き続き意識付けを行い、個々の資質・能力の向上にもつなげていけるようにしていきたいと考えました。
  • 全教職員が当事者意識をもって学校評価の目的を共有しながら「安全で安心な学校づくり」、「より質の高い教育の展開」、「教職員の職能成長」に向けた具体的な改善につながっていく学校評価システムを構築したいと考えました。そして教頭は、そのキーパーソンとしての役割を果たさなければならないと改めて考えました。
  • 学校経営の中期ビジョンとそれを実現するための年次目標を具体的に設定することで、目標の共有を図ることが大切であると考えました。そのためには、教職員で十分に議論することが必要であることも確認できました。

2 講話「学校の財務」

   【研修の目標】
 学校の財務を理解し、学校経営や教育活動を円滑に行うための有効かつ計画的な予算の執行について理解を深める。

  【講話を通しての主な意見・感想】
  • 財務についての知識をもち、校長・事務長との連携を強めて、財務についても教頭の重要な業務としての認識をもって臨みたいと考えました。
  • 普段あまり意識したことのなかった学校の財務の重要性に気付くことができました。予算をどのように使うか、学校のビジョンにあわせて重点化していくとともに、適正なチェック体制の必要性を感じました。
  • 公費については十分な予算編成をして、自校の実態を踏まえて優先順位を付けたり、学校のビジョンを考慮した執行を進めていくことが大切だと改めて感じました。また、保護者への適切な説明がいつでもできるよう心掛けていきたいと思いました。

3 研究協議「学校組織マネジメント校内実践上の課題」

   【研修の目標】
 学校組織マネジメント校内実践を通して得られた成果と課題、日頃の教育活動を通して感じている管理職としての資質・能力に関する成果と課題について、共通理解を図るとともに、課題解決に向けての手段を模索する。

  【研究協議を通しての主な意見・感想】
  • 学校経営ビジョンと自身の校内実践のテーマをもう一度確認し、それらがリンクするように取り組みを進めることの大切さを再認識しました。また、人材育成の視点から教職員の資質・能力をどう捉えて示すかは、校長の考えとの整合性が重要であると考えました。積極的に相談しながら進めていきたいと思います。
  • これまでと同様に校長との連携を密にして、課題解決に向けての具体的な計画をできるだけ分かりやすく全教職員に伝えられるようにしていきたいです。そのために、管理職からだけでなく、主幹教諭、教務主任、主事・部長等、ミドルリーダーを活用して取り組めるようにしていきたいと考えました。
  • 校長の学校経営方針から焦点がずれていないか、教職員の共通理解が得られているかをよく見極めながら、また、抽象的な点や漠然とした点等があれば修正して、より現実的で実用的な実践にしていきたいと思いました。






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