調査研究
平成17年度調査研究 高等学校における教科指導の充実 (更新)
-
栃木県では、平成13年度に「とちぎ教育振興ビジョン」を策定し、新しい時代への展望に立った教育計画に基づいて、様々な教育施策を推進してきました。その基本理念は「とちぎ教育振興ビジョン(二期計画)」においても引き継がれ、事業を展開するにあたっての視点の一つとして「学ぶ力をはぐくむ教育の充実」が盛り込まれています。
また、学力に関する国際的な調査や教育課程実施状況調査によって、生徒の学力の状況や学習に対する意識などが明らかにされてきました。これらの調査の報告書においても、学力向上のための提言がなされています。
これらのことから、総合教育センターでは、「高等学校における教科指導の充実に関する調査研究」事業を新たに起こしました。この調査研究の目的は、基礎・基本の確実な定着を図るための授業改善を目指して、教科指導の在り方について研究し、その成果を普及することにより、学力の向上に資することにあります。今年度は、国語科、地理歴史科、数学科、外国語科(英語)の4教科において、教育課程実施状況調査等の調査結果から指摘されている課題を踏まえ、その解決を図るための授業改善の方策等について研究に取り組みました。研究の成果をまとめた本冊子を、各学校の実情に応じて有効にご活用いただければ幸いです。
最後に、今年度の調査研究を進めるにあたり、ご協力いただきました研究協力委員の方々に深く感謝申し上げます。
平成18年3月
栃木県総合教育センター所長
佐 藤 信 勝 - 目次
-
国語科 はじめに 事例1 目的や場に応じて適切に書く 事例2 アサーティブな表現方法を生かして文章を書く 事例3 「書くこと」の言語活動を通じて評論文を的確に読む 事例4 「書くこと」の言語活動を通じて小説を的確に読む おわりに 地理歴史科 はじめに 事例1 政治の中心地の移動を題材とし、歴史的事象を考察させる指導と評価の工夫 事例2 異なる立場・歴史の史料を比較して歴史的事象を考察させる指導と評価の工夫 おわりに 数学科 はじめに 事例1 場合分けの考え方を定着させるためのコンピュータの活用
~定義域に文字を含む二次関数の最大・最小の指導~事例2 数学観の変容を促し、興味・関心・意欲を高めるための教材の開発
~クロススタッフを用いた三角比の導入~事例3 問題解決しようとする態度を育成するための授業展開の工夫
~生徒の考え方を生かした場合の数の指導~おわりに 外国語科(英語) はじめに 事例1 Oral Communication Ⅰ(第1学年)
-ドラマ作成を通じての表現力の向上等-事例2 Writing (第3学年)
-リーディング活動と結びつけたライティング活動等ー事例3 Writing (第3学年)
-文と文をつなぐ語句に注意しながら書く指導等-おわりに -
※PDFファイルを表示するには、 Adobe Reader が必要です。ダウンロードページ から Adobe Reader をダウンロードし、インストールしてください。