近年、「いじめ、不登校、発達障害」など児童生徒をめぐる問題が複雑化・多様化しています。
校内での児童生徒支援を充実・強化させるためには、まず一人一人の教員が教育相談的姿勢をもって児童生徒にしっかりと向き合い、丁寧にかかわることが前提となります。その上で、児童生徒が抱える課題に対し、児童生徒指導・教育相談・特別支援教育の三つの視点を融合させながら、組織的に対応することが重要となります。
本部会では「教育相談的姿勢」と「組織的な対応」の二つのキーワードを軸に児童生徒支援を充実させるための取組について実践発表と協議を行いました。
発表1 校内支援体制構築のために
平成23年度から実施している校内支援体制研修の成果をもとに、児童生徒支援の考え方や校内支援における組織と活動、チーム支援の流れ、及び推進者の役割等について学ぶことができました。
発表2 学校の強みを生かした校内支援体制の促進
-コーディネーターの立場から-
学校の強みを生かした支援体制の構築に向けた取り組みや既存の組
織を効果的に機能させるための工夫、 調整役としての働き等について学
ぶことができました。
発表3 高等学校における生徒支援の実際
組織的な生徒支援体制の構築に向けて、教育相談係のチーフとして取
り組んだ実践例の発表を聞き、 生徒の抱える問題を早期に発見し、複数
の教師で生徒を支援する方法について学ぶことができました。
研究協議
研究協議では活発に質疑応答がなされ、校内での支援体制を充実させる具体的な取組についてさらに理解を深めるよい機会となりました。