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研修

  • 令和7(2025)年度 幼児期の特別支援教育研修 第1日


障害のあるなしにかかわらず、共に生活し学ぶインクルーシブな保育の在り方について理解を深め、一人一人と集団が育ち合う保育を実践する力の向上を図る。

令和 7年 6月26日(木) 9:30~16:00

幼稚園、幼保連携型認定こども園、保育所、小学校、義務教育学校、特別支援学校教職員、保健師



1 説明「研修の概要~視点のチェンジ~」
2 講話「子どもとつながる、子どもをつなぐ、特別支援教育」
3 実践発表「一人一人と集団が育ち合う保育の実際」
4 情報交換「第2日の実践報告に向けて」

宇都宮大学大学院教育学研究科  准教授     司城紀代美 氏
栃木市認定西方なかよしこども園 主任保育教諭  井岡 由乃 氏
       同        主任保育教諭  細川 和美 氏
宇都宮市なかよし保育園     主任保育士   佐藤 明音 氏
宇都宮市立城東小学校      副校長     飯村まさえ 氏
総合教育センター職員


















○ 本日の研修は、御自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
  そう思う   そう思わない
 
幼稚園 8 100% 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0%
こども園 25 100% 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0%
保育所 24 85.7% 4 14.3% 0 0.0% 0 0.0%
小学校 2 100.0% 0 0.0% 0 0.0% 0 0.0%
合計 59 93.7% 4 6.3% 0 0.0% 0 0.0%


○ 日頃の実践について振り返ったことや今後の実践に生かしたいこと
  • 今まで、子どもたちに正しいことを教えようと言葉掛けしていたつもりだったが、保育者の都合になっていることに気付いた。子どもの姿を肯定的に捉えて受け止めていくことの大切さを学び、自分自身を見直して一人一人の関わりに視点を変えて言葉掛けをしていきたいと思った。
  • 発達障害の子もいずれはみんなと同じようにできるようにならなければならないという固定概念があったが、その子を理解しその子に合った方法を模索していかなければならないと学んだ。視点のチェンジを考え、実践していこうと思う。
  • 気になる子を思い浮かべたとき、難しい所や課題となる点が多く思い浮かび、肯定的な目線で見られていなかったと感じた。今後、視点のチェンジを行っていく時に、子どものできることをさらに伸ばしていけるような保育を考え、出会い直しをしていきたいと思う。そして、気になる子にとっても居心地のよいクラスや友人関係になるように努めていきたいと思った。
  • どうしても担任としてクラス運営をしていく中で型にはめてしまいがちであったが、子ども同士がつながってクラスを形成していく事、また、視点をチェンジして自分本位にならず、子どもの育ちたい気持ちを尊重していかなければと改めて感じた。また、子どもとの出会い直しの言葉を心に刻んで、明日から保育にあたりたい。
  • 一人一人と向き合い、その子のよいところを改めて感じ、コミュニケーションをたくさんとっていきたいと思った。また家庭との連携として、保護者とたくさん情報共有をし、子どもたちが楽しく園に通えるよう努力したい。
  • 園児の今の姿や興味をもって楽しんでいること、困っていることに目を向けて関わることを通して、子どもたちへの理解を深めていくことを大切にしていきたい。また、自分だけで実践するのではなく、同じクラスの友だちや他の保育者との関わりもその子にとって色々な影響があると思うので、大切にしていきたいと思う。
  • 本人にしか分からないやりづらさや理由があっての行動があると知ることができた。本人と同じ目線に立って一緒のことをしてみたり、普段の声掛けではない様々な視点からアプローチしたりして、子ども自身が「受け止めてもらった」という実感をもてるようにすることが大切だと学んだ。そして、気になる行動を減らすことばかりに気を取られず、その子といかに楽しく過ごしていけるかを考えるよう自分も視点のチェンジを念頭におきながら保育をしていきたい。
  • 保育者の願いを通したいと思いながら関わることが多かったが、今回の研修を通して、子どもの行動一つ一つに理由や思いが隠れていると学ぶことができた。子どもの行動から思いに耳を傾け、受け止めることを意識してより良い保育をしていきたいと思う。
  • 実践報告を聞いたときに、自分の担当の子の姿によく似た子が出てきて共感する部分がたくさんあった。グループワークなどで先生方の対応を聞いて、そういう対応の仕方や考え方もあるのだととても学びにつながった。視点のチェンジをいかして明日から色々な角度で子どもたちの言動をみていきたい。
  • 子どもたち一人一人が自ら伸びようとしている力を温かく見守り、発達の土台となれるように支援していくことが大切だと感じた。子どもが困っていることをよく見極められるように、小さなつぶやきや行動等を細かく観察し、実態把握をして、それを肯定的に捉えて可能性を伸ばしていけるようサポートしていきたいと思った。

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