鹿沼丘陵 | |
鹿沼丘陵(かぬまきゅうりょう) |
鹿沼市 象間(ぞうま) 運動公園付近
解説
写真の茶色の部分は新生代第三紀の安山岩質火山岩(あんざんがんしつかざんがん)類(日向層)が風化したものです。
形成された時代の連続しない岩石が接しています。
鹿沼市 日吉町(ひよしちょう)
解説
安山岩質火山岩類(日向層)を礫質粗粒砂岩(れきしつそりゅうさがん)〔樅山層(もみやまそう)〕が覆っています。
この露頭だけで整合、不整合(ふせいごう)※1の判断をすることは難しいです。
鹿沼市 樅山町(もみやままち)
解説
軽石凝灰岩が塊状(かいじょう)に堆積しています。
下部に礫岩がはさまっています。
この様子から下位の地層とは不整合関係にあると判断されます。
地形の凹みを埋めるようにして堆積したものではないでしょうか。語句の解説
不整合(ふせいごう)※1
地層は一般に海底で土砂が堆積してできていきます。
しかし、その土地が隆起したり、海水位が下降したりして陸化したりすると、堆積が長い期間中断したり、地表面がけずられたりして地層の時代が連続しないことになります。
このようにしてできた『堆積の不連続』を不整合といいます。
不整合礫(ふせいごうれき)
海成の地層の間に陸で堆積したと思われる礫がはさまっていれば、不整合の証拠の一つと見ることができます。