山本有三
山本有三(やまもとゆうぞう)と栃木(とちぎ)

山本有三(1887~1974年)は、栃木に生まれ、栃木高等小学校を卒業すると東京浅草(とうきょうあさくさ)の呉服屋に奉公に出され、その後、苦労して旧制の中学校・高等学校に行き、東京大学を卒業しました。
昭和(しょうわ)12年の『路傍の石(ろぼうのいし)』(新潮文庫)に描かれた主人公吾一少年は、志を持って生きていった有三の少年時代が映し出されているといわれます。

『路傍の石』の

「たったひとりしかない自分を
 たった一度しかない一生を
 ほうとうに生かさなかったら
 人間は生まれてきたかいが
 ないじゃないか」

という言葉の文学碑は、栃木駅前と大平山公園(おおひらさんこうえん)にあります。
山本有三の墓は、栃木市の近竜寺(きんりゅうじ)にあります。
栃木市には「山本有三ふるさと記念館」があり、東京都三鷹市(とうきょうとみたかし)には「山本有三文学館」があります。


山本有三の文学碑1


山本有三の文学碑2


山本有三ふるさと記念館1


山本有三ふるさと記念館2


近竜寺


山本有三の墓