令和5(2023)年度 新任教頭研修(小・中学校)第3日

 

目  的 管理職としての見識を深め教育理念を構築するとともに、教頭の職務を理解し、学校経営、学校教育管理、人事管理等に関する管理職としての基本的な資質・能力の向上を図る。
日  時 令和5(2023)年11月10日(金) 9:30~16:00
対  象 小・中・義務教育学校の新任教頭
研修内容 1 講話「教頭に求められる資質・能力」
2 講話・演習「学校組織マネジメント校内実践計画の作成に向けて」
3 講話「学校現場とリーガルマインド-2023-裁判例から考える学校の危機管理-」
講  師 日本女子大学教職教育開発センター教授 坂田 仰 氏
総合教育センター職員
研修の様子
講話「教頭に求められる資質・能力」
講話「学校現場とリーガルマインド-2023
-裁判例から考える学校の危機管理-」
講話・演習「学校組織マネジメント校内実践計画の作成に向けて」
 
研修評価・振り返りシートから
0 研修の満足度・活用度
 本日の研修は、御自身のキャリアステージに応じた資質・能力の向上に役立つ内容でしたか。
  そう思う   そう思わない
 
満足度・活用度 91.9% 6.1% 2.0%
 
 
1 講話「教頭に求められる資質・能力」
  【目標】
 管理職として果たすべき役割や在り方、並びに教頭に求められる資質・能力を理解する。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 育成者や教育者として教頭の職務を一つ一つ誠実に行っていこうと思いました。経営者としては、校長の姿を見て学んでいきたいと思います。
  • 副校長として半年が過ぎ、職務の内容の理解や心構えができつつあると感じていました。校内の調整役という役割を自覚することが大切であるということを再認識しました。特に「好かれる教頭」と「信頼される教頭」という言葉がありましたが、「信頼される教頭」として職員の立場や想いを尊重しながらも適切に指導できるよう心掛けていきたいと感じました。
 
 
2 講話・演習「学校組織マネジメント校内実践計画の作成に向けて」
  【目標】
 SWOT分析を通して、学校の特色や課題への認識を深め、学校組織マネジメント校内実践計画作成のイメージをもつことで、職務についての自覚と実践意欲を高める。
 

【講話・演習を通しての主な意見・感想】

  • SWOT分析の方法を実際に聞けたことで、正しい分析の方法が分かりました。来年度の目標を考えてしまいましたが、再度分析し直して、あらためて目標を立てようと思います。演習では、自分では思いつかないアイディアを頂き、大変参考なりました。早速実践してみたいと思います。自分だけ動いたり、動かそうとしたりせず、校長に説明し、実態に合った取り組みを進めたいと思いました。
  • 一緒に討議した先生方は同規模校であり、学校の周辺が自然にあふれている点、児童数が減少している点など共通項が多く、共感的に話ができました。
 
 
3 講話「学校現場とリーガルマインド-2023-裁判例から考える学校の危機管理-」
  【目標】
 日々の学校経営、教育実践で必要となるリーガルマインドを理解し、危機管理の意義や危機管理体制の必要性について再認識する。
 

【講話を聞いての主な意見・感想】

  • 学校教育にあたるには、法的な視点をもつことが大切だと強く感じました。子どもの命を大切にする基本を決して忘れず、法的根拠をしっかり認識できるようガイドラインを読みたいと思います。その上で、学校のマニュアルの見直しを行い、危機管理を実効性のあるものにし、職員に徹底できるよう、マネジメントしていくようにしたいと思います。
  • 学校教育の法化現象についての理解が深まりました。裁判事例から考える学校の危機管理について、学校のコンプライアンス研修の中で活用したいと思います。法律を知ることの大切さを、職員に話していきたいと思います。