令和6(2024)年度 算数専門研修、数学専門研修(中)

目  的 今求められる算数・数学科の授業について理解する。また、子どものつまずきを予想した授業づくりを通して、指導力の向上を図る。
日  時 令和 6(2024)年 8月 5日(月) 9:30~16:00
対  象 小学校、特別支援学校(小学部)の算数科を担当する教員
中学校、特別支援学校(中学部)の数学科を担当する教員
研修内容 1 講話「今求められる算数・数学科の授業」
2 演習「子どものつまずきを予想した算数・数学科の授業づくり」
講  師 宇都宮大学大学院教育学研究科教授 日野 圭子 氏
研修の様子
 
受講者の声
  • 授業の構想を考えるときや他のグループの授業計画を聞くときに、「説明する活動を何度も繰り返し練習すること」や「キーワードやワークシートで算数が苦手な児童も活動に参加しやすくなること」を学べたので、今後の授業で意識していきたいです。
  • 学習指導要領の内容を改めて確認した上で、数学的な見方や考え方を働かせるための指導について考えることができました。とくに、現実的事象を取り上げる中で、どのような表現から数学的な問題へと変わっていくのか、生徒の立場で考え直す必要があると思いました。また小学校の先生方の数学的事象の捉え方にも触れることができ、新鮮でした。
研修担当者からの
メッセージ
 日野先生には、現行の学習指導要領の趣旨を再確認しながら、数学的な見方・考え方や数学的活動とはどのようなものか、また、教科書の素材をもとに授業を構想する際にどのようなことを意識すればよいか、事例を交えながら御講話いただきました。
 演習では、とちぎっ子学習状況調査でつまずきが目立った問題を取り上げ、そのつまずきの原因を考えた後、校種に分かれてつまずきを乗り越える授業展開についてグループで協議しました。熱心に協議する受講者の姿が印象的で、複数の先生方で1つの授業をつくる楽しさも感じている様子でした。
 受講された先生方には、講話、演習を通して抱いた思い、新たな学びを大切にして、今後の授業に生かし、子ども一人一人の資質・能力の向上につなげていただきたいと思います。