令和 6(2024)年度 教科等専門研修 生活専門研修~児童理解から始まる生活科~

目  的 具体的な活動や体験を通して児童理解を深めるとともに、生活科の特質を踏まえた指導力の向上を図る。
日  時 令和 6(2024)年 8月20日(火) 9:30~16:00
対  象 生活科を担当する教員
研修内容 1 講話・演習「生活科における指導の充実」
2 講話・演習「幼児教育とのつながり~生活科の特質を踏まえる~」
3 演習「具体的な活動や体験を通した児童理解~学校探検の疑似体験をしよう~」
講  師 共栄大学教育学部教育学科 教授 小川 聖子 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 
小川 聖子 氏
試行錯誤の末、思い通りに動いたおもちゃ
幼小のつながりについての取組を個人で振り返る
グループでの意見交換
センター探検での名刺交換
気付いたことを発見カードに記入
受講者の声
  • 授業の進め方に不安を感じていたが、本日の研修で生活科としての学習指導の進め方が分かりました。特に、児童の思いや願い、つぶやき等をもっと授業に生かすこと、単元計画をしっかり立てて試行錯誤や繰り返す活動が取れる時間を確保すること、振り返り表現する機会を設けて対話を取り入れることなどをこれからの授業に取り入れていきたいです。
  • 実際に子どもの立場になりきって体験してみることにより、教師の視点からでは見えなかったり、感じなかったりしたことが分かり、今後の授業改善に繋げるための新たな視点を得ることができました。その視点を得られたことは、子どもの興味・関心に即した授業を展開することに繋がり、子どもたちにとっても、さらに気付きが多く深い学びにつながるのではないかと思いました。
研修担当者からの
メッセージ
 生活科は、具体的な活動や体験を通して、身近な生活に関わる見方・考え方を生かし自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を育成する教科です。児童の思いや願いを大切にし、児童が対象にじっくりと関わる場面設定や繰り返し関わる学習活動を展開するためにも、児童理解が大切です。実際に動くおもちゃを作って遊んだり学校探検の疑似体験をしたりしたことにより、評価につながる新たな視点が生まれたと思います。今後も、学んだことを基に、これからの授業実践につなげていただきたいと思います。