2025年8月の記事一覧

令和7(2025)年度 小学校理科観察実験研修

 

目  的 小学校理科における観察、実験の指導に必要な初歩的技能及び実践的技能を身に付け、教科指導力の向上を図る。
日  時 令和 7(2025)年 7月24日(木) 9:30~16:00
対  象 観察、実験での安全指導の仕方や器具の基本的な扱い方から効果的な活用の仕方、日常生活との関連を配慮した授業の進め方など、実践的な指導技術を学びたいと考えている教員
研修内容 講話・実習「水溶液について」
講話・実習「動植物の働きについて」
講話・実習「気体採取器・気体検知管の活用」
講話・実習「天気について」
講  師 民間企業関係者
総合教育センター職員
研修の様子
 
受講者の声
  • ろ過の仕方について、漏斗の足の部分とガラス棒の位置関係の理由がよく分かりました。改めて、全国学力・学習状況調査の理科の問題と関連させ、必要な知識・技能を確認していくことの大切さを感じました。
  • 教科書に載っている葉だけでなく、学校にある様々な葉でも実験してみたいと思いました。また、実験を行う環境を整えながら成功体験を積ませるだけでなく、実験がうまくいかなかったときにも思考が深まる、そんな指導ができたらと思います。
  • 気体検知管は、ガラスを使用するため、使用の際に安全面の注意が必要だと感じました。また、指導に当たっては、「今何を調べたいのか」「そのためにどの検知管を使うのか」をしっかりと児童と共有することが必要だと思いました。
  • 気温を1時間ごとに測る観察では、児童に1日温度計を持たせておき、GoogleFormsなどを使って児童が測定結果を随時送る方法は便利だと思いました。グラフ化にも役立ち、こまめな記録も可能です。具体的な方法を教えていただいたので活用していきたいです。
研修担当者からの
メッセージ
 教員が指導困難と感じる内容(水溶液、天気、動植物の働き)について、個別の観察、実験として実施することで、受講者の観察、実験に対する操作の習熟を図り、理解を深めることができました。また、夏休み中に準備を進めていきたいという思いも芽生えたようです。次に、安全への配慮を要する内容について、外部講師(気体検知管の製作会社)による講話・演習として実施することで、安全な指導法について、実感を伴いながら理解することができました。そして、日常とのつながりをより意識することができたようです。