研修報告
令和7(2025)年度 家庭、家庭分野専門研修
目 的 | 家庭、家庭分野における学習内容や応用的な内容等の指導法について理解を深め、家庭、家庭分野担当教員としての実践的な指導力の向上を図る。 |
日 時 | 令和 7(2025)年 7月31日(木) 9:30~16:00 |
対 象 | 小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の家庭科、技術・家庭科(家庭分野)を担当している教員 |
研修内容 | 1 講話 「消費生活における指導法」 2 講話 「若者に多い消費者トラブル~成年年齢引下げを踏まえて~」 3 講話・演習 「教材を活用した消費者教育を考えよう!」 |
講 師 | くらし安全安心課消費生活相談員 鈴木美恵子 氏 公益財団法人消費者教育支援センター主任研究員 小林 知子 氏 総合教育センター職員 |
研修の様子 | |
受講者の声 |
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研修担当者からの メッセージ |
消費生活分野は、指導するにあたり苦手意識を持つ先生方が多いのではないかと思います。今回の研修では、消費生活分野の指導内容を確認するとともに、子どもたちに多く見られる消費者トラブルの事例を知ることができ、指導のポイントを具体的に学ぶことができました。また、実物や写真を見たり、体験(疑似体験)をしたりすることで、授業を考えるための多くのヒントを得ることができたのではないでしょうか。
講話・演習を通して得た新たな気づきや学びを、今後の授業改善に活かしていただきたいと思います。 |
令和 7(2025)年度 英語専門研修(高)
目 的 | 研究協議と講話・演習を通して、高等学校段階における英語教育の在り方について理解する。 | ||||||||
日 時 | 令和 7(2025)年 7月30日(水) 9:30~16:00 | ||||||||
対 象 | 高等学校、特別支援学校(高等部)の英語科を担当している教員 | ||||||||
研修内容 | 講話・演習「今求められている外国語教育と授業づくり」 講話・演習「『論理・表現』の指導の在り方と実践」 |
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講 師 | 群馬大学共同教育学部講師 津久井 貴之 氏 総合教育センター職員 |
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研修の様子 |
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受講者の声 |
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研修担当者からの メッセージ |
今年度の英語専門研修は『論理・表現』にスポットを当てており、一日を通して『論理・表現』の授業の在り方について考えました。
午前は『論理・表現』の科目の目標や内容について確認し、グループごとに単元の計画や個々の授業について協議しました。どのグループも活発な議論がなされており、テーブルごとの模擬授業では、言語活動について様々なアイディアを共有することができました。 午後は群馬大学共同教育学部講師の津久井貴之先生により「『論理・表現』の指導の在り方と実践」と題した講話を頂きました。具体的な指導法についてもご教授いただき、受講者も大変熱心に耳を傾けていました。津久井先生が実際に『論理・表現』の授業で使われたワークシートも共有して頂き、授業の在り方について具体的にイメージすることができました。 受講された先生方、一日の研修大変お疲れ様でした。この研修を通して学んだことを、日々の授業改善に役立て、各学校の同僚の先生方と共有して頂ければ幸いです。 |
令和 7(2025)年度 授業研究活性化プログラム
目 的 | 授業研究の意義や効果的な進め方について理解を深め、授業研究の充実を図る。 | ||||||
日 時 | 令和 7(2025)年 7月31日(木) 9:30~16:00 | ||||||
対 象 | 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校において、授業研究について学びたい教諭等 | ||||||
研修内容 | 講話・演習「教師が学び合い、育ち合う授業研究」 | ||||||
講 師 | 東京学芸大学教職大学院准教授 渡辺 貴裕 | ||||||
研修の様子 |
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受講者の声 |
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研修担当者からの メッセージ |
東京学芸大学の渡辺先生からは、受講者が質の高い授業研究のイメージをもつための授業づくりやリフレクションの考え方を使ったワーク、授業研究の多様な在り方についても紹介していただきました。大学院生を交えた模擬授業や、対話型の研究協議を中心とした演習には、受講者が実感を伴いながら学ぶ姿や前向きなコメントが多く見られ、自校にどのように取り入れていくかという考える場も設定することができました。
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令和7(2025)年度 小学校理科観察実験研修
目 的 | 小学校理科における観察、実験の指導に必要な初歩的技能及び実践的技能を身に付け、教科指導力の向上を図る。 |
日 時 | 令和 7(2025)年 7月24日(木) 9:30~16:00 |
対 象 | 観察、実験での安全指導の仕方や器具の基本的な扱い方から効果的な活用の仕方、日常生活との関連を配慮した授業の進め方など、実践的な指導技術を学びたいと考えている教員 |
研修内容 | 講話・実習「水溶液について」 講話・実習「動植物の働きについて」 講話・実習「気体採取器・気体検知管の活用」 講話・実習「天気について」 |
講 師 | 民間企業関係者 総合教育センター職員 |
研修の様子 | |
受講者の声 |
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研修担当者からの メッセージ |
教員が指導困難と感じる内容(水溶液、天気、動植物の働き)について、個別の観察、実験として実施することで、受講者の観察、実験に対する操作の習熟を図り、理解を深めることができました。また、夏休み中に準備を進めていきたいという思いも芽生えたようです。次に、安全への配慮を要する内容について、外部講師(気体検知管の製作会社)による講話・演習として実施することで、安全な指導法について、実感を伴いながら理解することができました。そして、日常とのつながりをより意識することができたようです。
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令和 7(2025)年度 数学専門研修(高)
目 的 | 数学的活動の理解を深めるとともに、指導力の向上と授業の工夫を図り、魅力ある数学科授業を創造する。 | ||||||||
日 時 | 令和 7(2025)年 7月23日(水) 9:30~16:00 | ||||||||
対 象 | 高等学校、特別支援学校(高等部)の数学科を担当している教員 | ||||||||
研修内容 | 講話「高校で数学を学ぶ意義、そしてその先にあるもの」 研究協議「魅力的な授業の創造」 |
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講 師 | 宇都宮大学共同教育学部助教 安達駿弥 氏 総合教育センター職員 |
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研修の様子 |
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受講者の声 |
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研修担当者からの メッセージ |
午前の講話では、学習指導要領解説に記載の「高等学校における数学教育の意義」を起点として、数学科の教員に求められる資質・能力について考えるきっかけをいただきました。また、日常や社会の事象を数学化し、そこから得られる微分方程式を題材に演習を行い、生徒が持つであろう「問い」について、考えることができました。受講者の皆さんは改めて「何のために生徒が数学を学ぶのか」について考え、魅力ある授業を創造するための方向性について、理解を深めることができたようです。
午後の研究協議では、探究的な授業について目線あわせを行い、グループで単元の問いやパフォーマンス課題等を考える演習を行いました。受講者の皆さんは、教科書通りに単元を構成するのではなく、単元の目標や単元の問いに基づいて単元を構成し、資質・能力を育成することに対するイメージを持つことができたようです。 |
令和7(2025)年度 教科等専門研修(図工、美術)
目 的 | 図工、美術におけるICTを活用した効果的な指導法を身に付け、授業力の向上を図る。 |
日 時 | 令和 7(2025)年 7月28日(月) 9:30~16:00 |
対 象 | 図画工作科、美術科、芸術科美術を担当する教員 |
研修内容 | 1 講話・演習「ICTを活用した図画工作科の授業づくり」 2 演習「ICTを活用した美術科の授業づくり」 |
講 師 | 小・中学校教員 総合教育センター職員 |
研修の様子 | |
受講者の声 |
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研修担当者からの メッセージ |
ICTの活用については、題材のどの場面で活用したら良いか分からず、指導に課題を抱えている先生方も多いのではないでしょうか。今回の演習では、ICTを活用した題材を通して、ICTの活用方法や活用することのメリットを実感しながら学ぶことができたと思います。本研修で学んだことを、授業改善につなげていただきたいと思います。
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令和7(2025)年度 社会科専門研修(小)・(中)、地歴・公民専門研修
目 的 | 地域史料の価値と活用方法について理解を深めるとともに、地域史料を活用した授業づくりについての研究協議を通して指導力の向上を図る。 |
日 時 | 令和 7(2025)年 6月24日(火) 9:30~16:00 |
対 象 | 小学校、特別支援学校(小学部)の社会科を担当している教員 中学校、特別支援学校(中学部)の社会科を担当している教員 高等学校、特別支援学校(高等部)の地歴科・公民科を担当している教員 |
研修内容 | 1 講話・演習 「学校教育における地域史料の活用」 2 研究協議 「地域史料を活用した授業づくり」 |
講 師 | 県立文書館 副主幹 月井 剛 氏 県立文書館 指導主事 鯉沼 美沙 氏 総合教育センター職員 |
研修の様子 | |
受講者の声 |
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研修担当者からの メッセージ |
県立文書館の職員の地域史料の活用や教材化にあたってのポイント、文書館が実施する学校支援事業の紹介などの話の後、実践事例をもとにした地域史料を活用した授業を体験しました。受講者も児童・生徒目線で授業を体験することで、午後の授業づくりに向けてイメージを膨らませることができました。
研究協議では、午前中に紹介のあった地域史料を活用する指導案や文書館職員と連携する指導案を各自作成しました。授業の新しい切り口や、思考を深める「問い」について考えるとともに、校種を越えて指導案を共有することによって、小学校、中学校、高等学校の連携の重要性について再認識することができました。 受講された先生方には、講話・演習、研究協議を通して得た新たな学びを今後の授業に活かし、子ども一人一人の資質・能力の向上につなげていただきたいと思います。 |