2025年10月の記事一覧

令和7(2025)年度 養護教諭専門研修

 

目  的 保健教育における集団指導と個別指導に関する講話と演習を通して、養護教諭としての保健教育の実践的指導力の向上を図る。
日  時 令和 7(2025)年 8月18日(月) 9:30~16:00
対  象 全校種の養護教諭及び養護助教諭
研修内容 講話・演習「養護教諭の立場を生かした効果的な保健教育の進め方」
講  師 宇都宮大学共同教育学部准教授 久保 元芳 氏
研修の様子
 
受講者の声
  • 養護教諭の専門性を生かした効果的な保健教育について、具体的な実践例を交えながら、自分自身も演習を通して学ぶことが多かったです。どの場面でどのように専門性を生かすか、担任とよく話し合いながらよい授業をつくっていきたいと改めて思いました。
  • 宇大附属中のティーム・ティーチングの授業をDVDで拝見し、ワークシートの作り方と応急手当の実践が大変参考になりました。ワークシートは生徒が考えやすい流れや、教師側がこの授業で押さえたいポイントについて過不足なく書かれていて、自分がワークシートを作成するときに参考にしたいと思いました。応急手当はこの導入を入れると生徒からどんな回答がでるのか?がよく考えられていて、準備する段階での教師の働きかけの大切さに気付き、今後に生かしたいと思いました。
  • 「3.保健における教材、指導方法の工夫」では、「保健における素材、教材、教育内容の関係」に関する図が、たいへんわかりやすかったです。学習指導をされている教諭の方々にとっては当たり前のことかもしれませんが、素材を教材化し、「教材を用いて、教育内容を教える」という原則がよくわかりました。また、「学習活動の違いによる内容の定着率」の図は衝撃的でした。講義型の学習定着率が低いだろうということは何となくわかっていましたが、まさか5%まで低いとは知りませんでした。
研修担当者からの
メッセージ
 学習指導要領における「保健」の位置づけやティーム・ティーチングの手法など保健教育の基本について学び、宇大附属中の授業動画を見て演習を行ったことで、活用場面を具体的に理解することができました。午後の演習では学校種ごとにグループとなり、同じ校種の養護教諭同士で個別指導についてじっくりと協議を行う、貴重な時間となりました。他校の養護教諭との意見交換により、指導の幅が広がったと思います。本研修の成果が、各校での実践に活かされることを期待しております。
 
 

 

 

 

 

令和7(2025)年度 音楽専門研修

 

目  的 曲想と音楽の構造との関わりなどについて理解しながら、音楽のよさや美しさを味わい、主体的に鑑賞する能力を育てるための指導法について、演習を通して理解を深め、授業力の向上を図る。
日  時 令和 7(2025)年 8月 8日(金) 9:30~16:00
対  象 全校種の音楽、芸術科音楽を担当している教員
研修内容 1 講話・演習「音楽を聴き深める力を育てる鑑賞指導の工夫」
2 演習「音楽を聴き深める力を育てる授業づくり」
講  師 宇都宮大学大学院教育学研究科教授 小原 伸一 氏
総合教育センター職員
研修の様子
 
受講者の声
  • すぐに授業で実践できるような工夫をたくさん学ぶことができました。今まで鑑賞の授業を行う際には指導書通りに教えることが多かったのですが、教員自らがその音楽の魅力や面白さを事前に研究し、見出すことが必要だと感じました。
  • 様々な校種の先生方と協議することで幅広い知識を得ることができました。
  • 午後の協議では、鑑賞の授業づくりをベースに「鑑賞における学びとは何か」について改めて考えを深めることができました。子どもの実態を思い浮かべながら、鑑賞の授業にどう生かしていくかを考える、非常に有意義な時間となりました。
研修担当者からの
メッセージ
 宇都宮大学大学院教育学研究科 小原伸一教授の講話では、音楽に対して児童生徒の様々な感じ方を豊かにすることが大切であり、それを支援することが鑑賞の授業であることを学びました。演習では、午前の講話を参考にしながら題材計画を班で考えたことで効果的な活動例を共有でき、指導力の向上につながったと思います。