日誌

5月の中庭に彩りを添えるヤマボウシ

5月ももうすぐ終わりですが、

中庭にはヤマボウシが花をつけています。



花といっても、白いヒラヒラした部分ではなく、その中央部にある丸い部分が花の本体になります。白い部分は総苞(そうほう)と呼ばれる部分です。葉や総苞の部分はハナミズキにも似ていますが、ヤマボウシの方が総苞の先端が尖っていて、シャープな印象を受けます。

この後、中央の花が咲き、秋には赤い果実が実ります。果実酒などにするのが定番ですが、そのまま食しても甘いとのことなので、見つけたら試しに味見してみようと思います。

今ではスーパーに行けば季節に関係なく色々な野菜や果物が手に入る時代ですが、スーパーなどには売っていないその季節にしか味わえない自然の恵みも意外と美味なものが多いんですよ。真高にはこのヤマボウシの他にも、加工次第で食用にできる植物が他にもあります。先月紹介した八重桜は花を塩漬けに、教室の前にあるトチノキの実は乾燥させ灰で灰汁抜きをして餅粉に、松の木も一部の地域では樹皮の内側を煮込んですり潰して餅にしています。その他にも定番のヨモギなど、いつか、どこかで役に立つこともあるかも(?)しれませんので、覚えておいて損はないですよ、ただし自然のものを食す場合はしっかりと種類を特定し、農薬などの心配が無く、確実に食べられると判断できるものだけにしてください。