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真岡高校の四季~エゴノキ~

現在玄関前のロータリーに植えられているエゴノキの花が満開となっています。

純白の花が鈴なりに咲いていて、非常に目を惹きます。花は綺麗な見た目だけでなく、ほのかに甘い香りもあります。この甘い香りから、学名には日本に自生する甘い香りのする木を意味する“Styrax japonica”(Styraxは安息香の意味)が当てられています。和名のエゴノキは果皮に強いえぐみがあることからその名がついたそうです。満開のこの時期は木に近づくと甘い香りが漂っていて、花粉を集めに来たクマバチやミツバチなど数種類のハチが群がっていました。

クマバチは大型で丸みのある体型で羽音も大きいため、一見すると危険なハチと誤認されることが多いですが、基本的に温厚で、食性も肉食性ではなく花粉や蜜を好む大人しいハチです。エゴノキはこれらのハチによって受粉を手伝ってもらい、秋にはたくさんの実をつけます。