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物理[3年]~静電誘導~

本日の3年生の物理では静電誘導について学習しました。

今回のテーマである静電誘導とは、帯電した物体を電気伝導体に接近させると、帯電した物体に近い側に帯電した物体とは逆の極性の電荷が引き寄せられる現象のことです。その現象を確認するために使う装置が下の写真の箔検電器です。

箔検電器の上にある金属の円盤付近に帯電した物体を近づけ、箱の内部にあるアルミ箔がどうなるかを実験します。まずは塩ビパイプを毛皮で擦り、塩ビパイプをマイナスに帯電させたものを箔検電器に近づけます。

マイナスに帯電した塩ビパイプを近づけると、 箔検電器内のプラスの電荷が上部の金属板に引き寄せられ、2枚のアルミ箔はマイナスに偏ります。それによってアルミ箔が反発するように開きます。塩ビパイプの後にガラス棒でも同様の実験をおこないました。ガラス棒は毛皮で擦るとプラスに帯電するので、塩ビパイプとは電荷の移動は逆になりますが、箔検電器内はやはり電荷の偏りが起きるのでアルミ箔が塩ビパイプの時と同じように反発して開きます。

今回は箔検電器を使い、電荷の移動を視覚的に理解することができました。