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欅モニュメント除幕式
明日4月20日は本校の創立記念日です。今年は4月20日が土曜日のため、その前日にあたる本日創立記念関連行事を行いました。
今年は創立記念式典に先立ち、欅モニュメントの除幕式がおこなわれました。この欅モニュメントは、令和3年8月5日に伐採された「歩(あゆみ)」と命名していた、本校東端に屹立していた大欅から創られたものです。「歩(あゆみ)」を含めた本校の大欅列は、本校OBの旧中2回卒、(株)巴コーポレーションの創業者野澤一郎氏によって移植された6本の欅の一本で、創立当初からある大欅でした。昭和44年の創立70周年の記念事業で当時の生徒らによって命名され、シンボルツリーの1本としてずっと愛されてきました。しかし長い年月による老化により幹内部に傷みが進み、空洞ができるなど倒木の危険が生じたため、惜しまれつつ令和3年度に伐採された欅です。「歩み(あゆみ)」と名前がつけられ愛されてきたシンボルツリーの一本として何とか形に残したいと考え、幹の一部分をカットして今回のモニュメントが製作されました。樹齢約130年の大きな欅だったこともあり、存在感のあるモニュメントに仕上がりました。以下、今月11日の搬入時の様子も含めてご紹介いたします。
4月11日の搬入の様子です。運んでいるのはモニュメントの台座部分です。台座も「歩(あゆみ)」から製作されました。台座部分は元々は1つの部材だったものを切り分けて製作しているため、二つの台座を並べると年輪の柄がぴったり合うようになっています。
モニュメントは重厚で、大人5人がかりで搬入しました。
傷つけないように慎重に台座へとセットしました。モニュメント本体に穴は開けないようモニュメント本体と台座部分はボルト留めではなく、裏側に添え木を差し込んで固定しています。また、木の内部が湿度により膨張すると割れが発生してしまうため、それを防ぐために磨き作業後、表面にコーティングも施工してあります。
モニュメント除幕式の様子です。校長と同窓会長から式辞が述べられました。
同窓会長は式辞で、このモニュメントを通して命の尊さや不思議さを感じてほしいと述べられました。
除幕は列席者全員でおこないました。
同窓会長や同窓会副会長等、列席の方々にモニュメントを間近でご覧いただきました。感慨深いご様子でした。
除幕後にはモニュメントを囲んだ列席者の記念撮影もおこないました。
モニュメント除幕式の後、創立記念式・記念講演会が行われました。その様子は当記事の次の記事にて紹介します。