日誌

生物実験~DAN組み換え実験~

先週2年生の生物の授業で大腸菌にクラゲの蛍光タンパク質を組み込む実験をおこないました。

4つの寒天培地を用意して、それぞれ違った条件で大腸菌を培養後、クラゲの蛍光タンパク質が組み込める条件を確認しました。丁度校長・教頭の授業参観期間で、教頭も実験に参加しました。理科の教頭はさすがによい手際でした。

1時間の授業の中では培養の結果まで観察することができないため、週明けの授業でクラゲに蛍光タンパク質が組み込まれたかどうかを確認しました。

クラゲの蛍光タンパク質を組み込んだ大腸菌が入った4つの培地に紫外線を照射して、綺麗な緑色に発光することが確認できました。
 クラゲの蛍光タンパク質といえば、下村脩氏がオワンクラゲから緑色蛍光タンパク質を発見しノーベル化学賞を受賞したニュースを思い出します。下村氏がご逝去されたことが先月ニュースで報道されました。下村氏の発見した緑色蛍光タンパク質は生物学の分野で利用され、高校生物の授業でも実験が行われる程身近な存在になりました。