日誌

化学実験~表面積による鉄の燃焼の違い~

今週3年生の化学で今学期初めての実験がおこなわれました。今回の実験の目的は、表面積の違いによって反応速度が違うということを目で確認することです。比較のために用意したのは鉄クギ、スチールウール、シュウ酸鉄(Ⅱ)を加熱して作成した鉄の微粉末です。

上の写真はシュウ酸鉄(Ⅱ)を試験管に入れガスバーナーで加熱しているところです。加熱することで分解され試験管の中には鉄の微粉末が残ります。

できた鉄の微粉末を上から落とすと赤く燃焼しながら落下しました。これは鉄の粉末の表面積が小さいため、落下の際に酸素分子との衝突により燃焼したためです。当然ですが同じ鉄でも鉄クギやスチールウールは落としても燃えることはありません。この他にも鉄クギとスチールウールの燃焼のしやすさも確認しました。