校長挨拶

ごあいさつ

                                    
 栃木県立大田原女子高等学校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。丸茂博 前校長の後任として、4月3日付で着任しました吉成卓(たかし)と申します。どうぞよろしくお願いします。
 本校は、明治44年創設の大田原町立実科高等女学校以来、今年で112年の歴史を有する県北唯一の女子高です。昭和24年に制定された校訓「学びつつ 品位を高め ともに働く」は、大女高に学んだ者にとっての心の拠り所であり、卒業後も人生の指針として、常に心に宿り続けています。「学びつつ」は、高校生の本分が学業にあり、授業を中心に主体的な学びを実践する姿勢に加え、様々な経験からの学びを通して、自分の世界を広げていくことの大切さを示しています。「品位を高め」は、品位ある言葉遣いや態度を身に付け、生徒ひとり一人が人としての在り方、生き方を深く思索し、心を豊かにして内面から輝く女性となることの大切さを示しています。「ともに働く」は、勤労精神や奉仕の姿勢の大切さとともに、学校行事や部活動などに積極的に取り組み、自主性と協調性、思いやりの心などを養うことの大切さを示しています。
 この校訓を柱に、「生涯にわたり学び続けながら知徳体の調和のとれた人間性を養い、豊かな人生とよりよい社会を追求し行動できる人間の育成を目指す」の教育目標のもと、私たち教職員は、生徒一人一人に丁寧に向き合い、個性を尊重しながら、それぞれの能力を伸ばすための教育活動に、日々一丸となって努力しているところです。
 本校の生徒たちは、大女高生としての誇りと自信を胸に、人としての成長と自己実現を目指し、授業、部活動、生徒会が中心となって企画・運営する「なでしこ祭」などの学校行事、福祉活動、海外短期研修などに意欲的に取り組み、生き生きとした高校生活を送っています。
 これからも本校は、生徒・保護者・地域の方々から信頼され、期待される学校となるよう、更なる教育活動の充実に努めて参りますので、引き続き、皆様からのご理解・ご支援をお願いいたします。

                       令和5年4月吉日    栃木県立大田原女子高等校長 吉成 卓