ご挨拶
桜花爛漫の候、新入生を迎え、4 月 8 日には令和 8 年度の始業式を執り行いました。三学年が揃った大田原
女子高等学校には、若々しい息吹と学びへの意欲が満ちあふれております。
私は昨年度に引き続き校長の任を拝し、日々、素直で真摯に学びへ向き合う生徒たちの姿に心を打たれてい
ます。本校が 115 年の長きにわたり、地域に信頼される学び舎として歩み続けてこられたのは、先達の皆様
が築かれた伝統と実績、そして同窓会「千草会」や PTAをはじめ、大田原市の行政・研究機関・産業界の皆様
からの温かいご支援の賜物にほかなりません。ここに改めて深く感謝申し上げます。
生徒たちは、創立以来受け継がれてきた校訓「学びつつ 品位を高め ともに働く」を胸に、学業はもとよ
り、生徒会活動、部活動、福祉活動、さらには学校行事に至るまで、主体的に取り組んでおります。地域に
期待される学校の継承者として、一歩一歩、確かな成長を遂げています。
校章のモチーフでもある「なでしこ」は、古来より可憐さの中に凛とした強さを宿す花として愛されてきま
した。清少納言が『枕草子』に記した「草の花はなでしこ 唐のはさらなり 大和のもいとおかし」の一節
に続け、私は「大女高のなでしこ、限りなくめでたし」と生徒たちに語りかけています。本校生が、まさにな
でしこの花のように気品と強さを兼ね備え、自らの個性を輝かせながら、男女共同参画社会にふさわしい活
躍を果たしてくれることを心より願っております。
これからも、生徒一人ひとりを学校の主役として、教職員が心をひとつに、本校の良き伝統をさらに発展さ
せる教育活動に努めてまいります。今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
令和8年4月
栃木県立大田原女子高等学校
校 長 熊田孝幸