平成28年度 海外短期研修
平成28年度 海外短期研修レポート
2017年3月4日(土)~21日(火)アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス近郊において海外短期研修を実施し、19名の生徒が参加しました。現地からのメールによる報告を掲載していますので、ご覧ください。
【1日目】本日より18日間の海外研修がスタートいたしました。
学校で出発式を済ませ、バスにて成田空港へ向かいました。予定より早めに空港に到着し、その後各個人でチェックイン機にて搭乗手続きをしたりと早速新しい体験です。
出国審査もスムーズに済み、海外の雰囲気溢れる空港にて思ったよりも長い自由時間を楽しみました。
シンガポール航空12便は定刻通り成田を離陸し、約10時間のフライトの後、ロサンゼルス国際空港に到着いたしました。
機械での入国審査もスムーズにこなし、その後の入国係官との質疑応答にも笑顔で物おじせずに答える等、皆さん事前準備が活きています。空港から語学研修エリアとなるwhittierへは約1時間程度です。
これからお世話になる「Kaplan Internationl English」の迎えの車に乗り、早速ホストファミリー宅へ向かいます。それぞれのファミリーが到着を待ち、笑顔で迎えいれてくれましたのでさほど緊張せず、なごやかなファミリー対面となりました。
明日は1日ファミリーと過ごし、6日(月)から本格的に研修がスタートします。
本日は慣れない飛行機で疲れているのでゆっくり休み、来週からの研修に備えましょう。
【3日目】いよいよ本日よりKaplan International語学学校がスタートです。
殆どの生徒が自分達だけで路線バスにて登校し、時間前にはきちんと学校に集合できていました。オリエンテーションを受けた後は、英語のレベルチェックとなるプレースメントテストです。皆さん真剣な表情でテストを受けていました。
その後、同じ敷地内にあるWhittier Collegeキャンパスを案内してもらい、アメリカの大学の広さや、その整った設備に大変驚いている様子でした。キャンパス内で各自ランチを取った後、午後は学部生に近隣のWalk tourに連れて行ってもらいました。キャンパスを出て少し歩くと、とても可愛らしい街並みのGreenleaf Aveがあり、お洒落なCafeやShop、Restaurantが沢山並んでいます。ランチ時間にも立ち寄れる距離なので、皆さんとてもテンションが上がっていました。
本日は初日でプログラムが早めに終了しましたので、明るいうちに各ファミリーへ自分達の力で(路線バスor徒歩)で戻る事が出来ました。アメリカの路線バスは日本と違い、停留所の名前や時刻表がはっきりとはありません。それぞれ窓から見る道路の名前を確認しながら、該当しそうな停留所にて降りるという事を、同じファミリーにステイする友達と力を合わせて体験しました。
本日通学の方法を覚えたので明日からはもう大丈夫!
生徒達のキャッチアップ能力は本当に素晴らしいです。
【4日目】今日から自分達だけでの登校が始まりました。同じファミリーの生徒同士助け合って、少ない本数の路線バスを上手に使いながらきちんと時間迄に登校出来ていました。
午前中は昨日受けたプレースメントテストによるクラス分けがありそれぞれのクラスルームに別れて、色々な国から来ている留学生と一緒に英語の勉強のスタートです。
机のサイズや授業の進め方、宿題のやり方も全て日本とは違い驚く事が沢山ありました。正午からは大学のクラスにて日本語を学んでいる学部生と交流したりおにぎりを作ってあげたり、書道を披露したりと他の国の生徒とCultural Exchange体験をしました。生まれて初めておにぎりを作るという生徒が多く、ぎこちない手つきでしたが他の国の生徒にもとても美味しいと大好評で、すぐになくなってしまいました。
生徒達も少しずつ英語での会話にも慣れてきて、積極的にコミュニケーションを取るなど、楽しんでいるのが伝わってきます。
【7日目】語学学校に通学してから5日目、金曜日となりました。毎週金曜日には語学学校生徒の誰かがコースを修了/卒業していき、それぞれの進路へ進んでいきます。来週の金曜日には私達大田原女子生徒も卒業・・・本当にあっという間です。生徒達はすっかり授業のスタイルやホームワークのやり方にも慣れてきましたが依然として英語で発言するのは中々難しいようです。でも折角来たのだから・・と前向きに努力しており、日々提出しているJournal(日記)にも「毎日がとても楽しい♪」という言葉が並び、この環境を楽しんでいる事が伝わってきます。私達の語学学校があるWhittier Collegeは明日(3月11日)より春休みに入ります。その為、普段はランチで使えるCafeteriaもCloseとなります。Cafeteriaは入店の際にお金($9.95)を支払い、中では全て食べ放題のバイキングスタイルです。サラダ、ピザ、メインディッシュ、メキシカンフード、ドリンク、デザート、フルーツとなんでも食べ放題です。今日のランチは滞在中最後のCafeteriaを楽しみました。
【10日目】昨日はここWhittierでの最後の週末という事もあり、生徒達は各ファミリーで思い思いに過ごしました。日本食を作った生徒も多く、その中でも「お好み焼き」はこちらのファミリーにとても好評だったようです。折角日本からの留学生を受け入れているので、この機会に日本文化に触れ更に興味を持って次回以降も日本人留学生ファミリーになってもらえると嬉しいですよね。
午後にはBeverly Hills/Hollywood Tourに行きました。
【11日目】
【12日目】本日は午後から近所のWhittier Union High Schoolを訪問しました。ここは映画「Back to the Future」のロケ地になった高校だそうで、映画の中では「ヒル・バレー高校」という名前になっています。現地に到着するとASB(Association student buddy)のメンバーが笑顔で迎え入れてくれ、沢山の生徒が待つ教室へ。そこでいくつかゲームをした後は少人数グループに分かれて校内ツアーへ進みます。スペイン語クラス、フランス語クラス、ダンス、数学クラス等をのぞかせてもらい、アメリカの高校の自由な授業スタイルには皆驚いていました。そろそろお腹が減ってきたなと思った頃に校内ツアーは終了し、Cafeteriaでは私達の為に校長先生がピザとパスタを用意しておいてくれました。仲良くなった現地校生徒と一緒にランチを取りながら、日本の音楽について話したり写真を撮りあったりとすっかり打ち解け、皆笑顔です。
ランチ後は屋外でまたまた私達の為のイベントです。日本語で「ようこそ」と書かれた看板の前の広場で、音楽に合わせて大縄跳びをしたり、ダンスをしたり、ゲームしたり・・・総勢100名以上の生徒が集まり、思い切り体を動かして昼休みを大女生と一緒に楽しみました。私達が訪問するという事でASB生徒が自発的にプランを考え、周りの生徒達もとてもフレンドリーに話しかけて来てくれる等、広大なアメリカならではのオープンマインドを体感する事が出来た有意義な時間でした。
Whittier Union High Schoolを去りKaplanに戻ってからは、LAで働く日本人女性アキホさんにお話しを聞く時間です。高校卒業して留学をし、その後アメリカで就職をしているアキホさんは生徒達の未来像でもあります。
「どのようなきっかけで留学する事になったのか?」「親が留学に賛成ではないがどうしたらいいのか?」「海外で働く為には?」など、この滞在で見えてきた将来のvisonから生まれた疑問に、丁寧に答えていただきました。今回の滞在で、海外留学や海外勤務というプランも決して無理ではないという事を学ぶ事ができ、生徒達の今後の選択肢が広がったという実感があります。何より「知らない事を知り、自分で体験して自分で決める」という事が大切だと、生徒達本人が実感している事が収穫です。
いよいよ明日でKaplanでのクラスも終わりです。来た時よりもクラスでの発言やクラスメイトとも会話も積極的にできるようになり「まだまだこのまま残って勉強を続けたい!」との声が多く、生徒達は本当に充実した日々を送っています。
午前中はいつも通りのクラスをして、普段ならランチ時間に当たる時間帯に学校生徒全員でgraduation ceremony(卒業式)行いました。通学したのは10日間という短い時間ではありましたが、毎日3時間みっちりと英語に触れ、日本とは大きく違う授業スタイルに戸惑い、皆で助け合いながら学んできた学校には、生徒達も思い出がいっぱいです。卒業式では大田原女子高校から2名選ばれ、代表で謝辞を述べました。私達以外にもKaplanを卒業し次のSTEPに進む生徒もおり、思い出の沢山詰まった学校とのお別れは、泣き笑いの卒業式となりました。卒業式の後は初めてのゆっくりランチという事で、大勢の生徒達はUP TOWNにある「AMACHI(天地)」という日本食レストランでランチを楽しみました。ここは日本人シャフが作っており、安心していただけるお店です。その後はのんびりと最後の放課後を楽しみ、明日に備えて荷造り&ファミリーとの最後の夜を過ごします。渡米するまでは名前すら知らなかった町「Whittier」も、今となってはすっかり馴染み深く、思い出の多い町の一つとなりました。
朝学校に送ってきてもらい、荷物を降ろしながら御礼を伝え最後の別れを惜しみました。日本から来た私達を迎え入れてくれ、日々世話をしてくれたファミリーには本当に感謝です。
その後はドジャー・スタジアム見学に行きました。ここは私達が帰国した後、WBCの準決勝として侍ジャパンが試合をする場所です。かつては野茂選手、現在は前田健太選手のホームグラウンドのスタジアムはとても広大で、球場内に入った時には生徒達一同感嘆の声をあげていました。お土産屋でドジャーズグッズを購入後、Hollywoodの南にあるGroveというショッピングエリアに行きました。ここはFarmers Market を併設しており多国籍の料理が食べられたり、購入出来たりするとても賑やかな場所です。向かいにはTrader Joe's やオーガニックスーパーのWhole foods market、少し歩くと芸能人ご用達のお店が多いMelrose Ave があり、生徒達は 思い思いのエリアで最後のLAを過ごしました。ランチの後はいよいよDisney Areaへと向かいます。先にホテルにチェックインしてから、近くのOutlet mallにて夕食の買い出し。明日に備えて今日は早めにホテルに入り、お部屋で夕食を取りました。California DisneyLandでは毎日21時半頃から花火が上がります。私達のホテルはDisneylandから徒歩5分の立地なので、ホテルから花火を見る事が出来ます。花火の音を合図に皆部屋から飛び出し、東京Disneylandとはちょっと違う花火をしばし楽しみました。
明日はいよいよ最終日、早起きして朝一番でDisneylandです!
8時前にホテルを徒歩で出発し、DisneyAreaに入る際に荷物、身体検査のセキュリティチェックを受けます。こういうところはやはりアメリカです。その後開門と同時に入場をし、最後の団体写真をパチリ。生徒達は思い思いのアトラクションへ駆け出して行きました。本日は日曜日という事もあり、園内は沢山の家族連れや学生達で賑わっています。それでも人気アトラクションが30分程度の待ち時間という事で、東京Disneylandに比べると実際は空いているようです。生徒達の中ではFastpassをうまく利用し、午前中だけで6か所のアトラクションに乗れていた生徒もいました。そのあたりはさすがにDisney慣れした女子高校生です。本日は様々なイベントがありましたが、中でも根強い人気なのが夜のパレード「Electrical Parade」です。これは東京Disneyland初の夜のパレードとして知られ、ここアナハイムでは期間限定で復活しています。色とりどりの電飾に飾られた台車が、夜のDisneylandを一層華やかにしていました。パレードを見た後にまっすぐ帰ると、就寝点呼の時間です。これは先生方のご配慮による時間設定でしたが、残念ながら生徒達は気づいていなかったようです。Disneylandでもお土産も沢山買って、最後のアメリカの夜を楽しみました。
明日は早朝出発でいよいよ日本へ帰国です。一回りも二回りも成長した生徒達の姿を楽しみにしていてください。