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学校設定科目「伝統技法」~天明鋳物の製作と概要~
◇学校設定科目「伝統技法」~天明鋳物の製作と概要~
遅くなりましたが、今年度実施した「伝統技法」について報告いたします。
(機械科2年1組 稲葉 唯斗 、機械科2年2組 猪野 照高、大内 笙、五月女隼也)
1 目的
伝統工芸品が、工業製品として産業の発展に大きな役割を理解するとともに、伝統文化に対する
理解と興味・関心を高め、その製作をとおして、伝統技法の基本的な知識と技能を習得する。
2 実習先
栗崎鋳工所
3 会社概要
鉄・銅合金・アルミニウム等による鋳造業として天明鋳物の技と心を今に伝え、伝統工芸品として
だけでなく、現代のライフスタイルにもマッチした商品づくりや販売をしています。
・商品(朱銅花瓶・香炉、天明鋳物、朱肉入印鑑入、ベーゴマ、タイ焼き機等)
4 指導者
栗崎 二夫 氏 (栗崎鋳工所)
5 担当教員
片岡 史男 機械科長
6 日程
第1日 7月31日(金) 佐野市郷土博物館見学及び市内見学
授業の概要説明 (栗崎鋳工所)
第2日 8月 6日(木) 原型デザイン、原型製作 (本校)
第3日 8月 7日(金) 原型製作 (本校)
第4日 8月21日(金) 鋳型製作、鋳込み作業 (栗崎鋳工所)
第5日 8月24日(月) 鋳ばり除去、手仕上げ作業(本校)
7 時間
8:30~16:30(1日 7時間×5日間 計35時間)
8 感想
・糸のこ盤を使った原型製作から楽しく実習をすることができました。特に砂から取り出された鋳物
を磨き、完成が近付くにつれ、作品の出来栄えに感激しました。
・炭酸ガスを使ったガス型など、学校の実習とは少し違う鋳造法を行うことができました。また、
模型を抜き取るのに大変苦労しました。鋳物はひとつひとつ形が異なるため、臨機応変に作業が
できないといけないことが分かりました。
9 実習風景
原型の製作 鋳型の製作 鋳込み