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令和4年度全国高等学校長協会家庭部会 被服・服飾デザイン系高等学校長会〈栃木大会〉で、参加者の皆さんにお渡ししたお土産について
最後にお土産や冊子を入れてお渡しした「トートバッグ」についてご紹介したいと思います。
トートバッグは2年生が中心となって製作を進めました。
まず、バッグを大量に作るということが初めての体験となった2年生、試作し型紙づくりをするところから始まりました。
このバッグには「織り」と「染め」の技法が使われています。
まず、表地の真ん中の生地は、桜や車輪梅などの植物で草木染めをした糸を織機で織ったものです。
ひとつひとつ丁寧に、時間をかけ織り上げました。
次に裏地。こちらは藍がめを用いてまだら染めを行ったものです。
あとはひたすら縫い合わせ、形にする作業です。裏地と縫い合わせる際にタックが寄らないように縫うところが難しかったです。
ひと工程ごとに丁寧にアイロンをかけたり、入念に糸始末をしたりと、お渡しするみなさんに少しでもきれいな仕上がりのものを届けられるよう思いを込めて作りました。
織物の色合いやまだら染めの仕上がりによってひとつひとつ表情の異なるトートバッグとなりました。みなさんのお手元のトートバッグはどのような風合いでしょうか?気に入っていただけたでしょうか?
少しでも長くお手元に置いてご活用いただければ幸いです。
ご参加くださったみなさん、本当にありがとうございました。