授業力の向上を目指す取組について、小学校と中学校の実践発表と、総合教育センターで作成したリーフレット「授業デザイン」の紹介がありました。発表者への質疑、その後の研究協議も活発に行われ、最後に、宇都宮大学教育学部の松本敏教授から総括しての指導講評をいただきました。多くの情報を得ることができ、有意義な部会となりました。
発表1 思考力・判断力・表現力等を育む指導と評価の在り方
思考力・判断力・表現力等を育成するための学習活動の工夫と、学習状況を適切に把握するための評価方法を工夫し、支援を要する児童に対して具体的な手立てを講じるなど、指導と評価の一体化を図る研究について、小学校の発表がありました。
発表2 教師の指導力、授業力向上を図る校内研修
教師の指導力、授業力の向上を目指して行っている見せ合う授業と授業研究会を定着させるための6年間の取組について、中学校の発表がありました。
発表3 確かな学力を育成するための学習指導の在り方
-リーフレット「授業のデザイン」の活用-
総合教育センターで作成した学習指導要領の改訂を踏まえたリーフレット「授業デザイン」について、その内容と確かな学力を育成するための活用法についての説明がありました。
研究協議・指導助言
研究協議では、「校内研修を活性化させ、授業力の向上につなげるために大切なこと」をテーマに12グループに分かれて意見交換をしました。20分程度の協議でしたが、どのグループも熱心な話合いがなされ、協議の中で確認できたことを発表し、キーワードとして「学校として目指す方向の共通理解」「児童生徒の学びの姿」「見せ合う授業」「改善をしながらの継続的な取組」などが出されました。
最後に、宇都宮大学教育学部の松本敏教授から、総括した指導講評をいただきました。