前半は、中学校の研究成果発表と高等学校の授業展開の工夫についての提案がありました。
後半は、発表のあった実験教材等を用いた体験と情報交換が行われました。
発表1 科学的な思考力・表現力の育成を目指した指導の在り方
中学校からは、新しい学習指導要領において重視されている、科学的な思考力・表現力の育成を図る観点からの指導法の工夫や、生徒が科学的な概念を使用して考えたり説明したりする授業展開及び教材についての発表がありました。
発表2 生徒が探究の深まりを実感できる理科指導の在り方
高校からは、学習指導要領の改訂の趣旨を踏まえた、物理・化学・生物の各領域の指導において有効性が期待できる授業展開及び教材の工夫や、生徒に探究の深まりを実感させるために留意すべき点等についての提案がありました。
研究協議、体験・情報交換
中学校においては、簡易霧箱の作製と指導法について協議しました。高等学校においては、スターリングエンジンの演示実験を通した熱力学分野の指導法の紹介、寒天を利用して化学の各単元で行う観察・実験教材の紹介、デジタルカメラと直視分光器を用いた植物色素の観察方法の紹介等が行われました。 「実物の実験を通しての情報交換は、情報量も多く、満足いくものでした。」との感想もあり、参加者にとって有意義な部会となりました。