本部会では、「教育の情報化」への特徴的な取り組みを行っている実践事例の報告と、総合教育センターで行った「情報モラルの育成」事業に関する調査報告の3本の発表がありました。
発表1 栃木の子どものインターネット利用の現状と対策
栃木県総合教育センターの調査研究事業「情報モラルの育成」の報告と、アンケートの結果を踏まえた学校における情報モラルの指導の在り方についての提案がありました。
発表2 理科におけるICTを活用した学習指導法の研究
―環境整備と場面設定の問題について―
理科の授業における、ICTの効果的な活用のための工夫・改善に関する研究の中から、特に教室を移動したときの環境整備やICTを活用する場面設定に焦点をしぼって進めた授業実践の紹介がありました。
発表3 ビデオ通信(Skype)の教育的活用について
小規模校における表現力の育成や、施設分離型の小中一貫教育等の抱える課題等を踏まえ、電子黒板とビデオ通信「スカイプ」を活用し、学校内や学校間、学校外との交流を行った実践例の紹介がありました。
指導助言
最後に、宇都宮大学教育学部の石川 賢教授から、PISAの調査結果等も視野に入れ総括した指導助言をいただき、たいへん有意義な部会となりました。