二宮尊徳 | |
二宮尊徳(にのみやそんとく)とはどのような人物か |
二宮 金次郎像
二宮尊徳は、江戸時代(えどじだい)後期に道徳と経済の両立を説いた「報徳思想(ほうとくしそう)」を唱えて、荒れてしまった農村の復興を指導した農政家(のうせいか)・思想家です。
通称は金次郎といいます。
尊徳は現在の神奈川県(かながわけん)小田原市(おだわらし)に生まれ、江戸時代後半の困窮(こんきゅう)した農村を救うために、農村復興の方法を実施して、東北地方(とうほくちほう)から九州地方(きゅうしゅうちほう)にまで影響与えました。
尊徳の思想の特色は、自分の利益や幸福を追求するだけの生活ではなく、この世のものすべてに感謝し、これに報いる行動をとることが大切で、それが社会と自分のためになるというものです。
尊徳は、農民の生活の安定のために、様々な復興策を実施しました。
それらは「報徳仕法(ほうとくしほう)」と呼ばれ、それを参考に多くの農村で復興策が実施されました。