校内散歩

2010年4月の記事一覧

『ロールケーキ』

 少し前からスイーツの中でもロールケーキが人気らしい。
校内散歩3『ロールケーキ』
本校からもロールケーキが「見える」。そのビューポイントは、管理棟三階の西端の北窓である。
 本校から見えるそれは、真岡駅の駅舎である。SLをかたどっているのだが、くるんと丸く茶色いので、チョコレートロールケーキそっくりだ。
 明治45年に営業を開始した、下館と茂木を結ぶ全長41.9キロの真岡線は、旧国鉄の廃止対象路線とされかかったこともあるが、地元の熱意で第三セクターの「真岡鐵道」として存続され、沿線の観光地やSL運行で観光客を集め、また本校生たちの大切な通学の足となっている。
 
   

『陸上競技トラック』

真女高に赴任したら是非してみたいことがあった。…グランドを走ることである。校内散歩『陸上競技トラック』
 本校のグランドは、野球練習場やサッカーコートのある共学校・男子校などと比べると、やや狭く感じられる。その中央の陸上競技トラックは、少々珍しい300メートルトラックである。ここは、本校陸上部OBで、北京オリンピックの5000メートルと10000メートルの2種目で日本代表となった、赤羽有紀子選手(ホクレン)の錬成の場でもあった。ひと気のない日曜日に走ってみたが、赤羽選手を育てたコースだと思うと、何だか嬉しかった。
 赤羽選手に続けと励ましつつ、陸上トラックは今日も生徒達の足音を聞いているようだ。

『落ち椿(おちつばき)』

落ち椿 春の桜ヶ丘は、やはり桜が目立つが、ほかにも色とりどりの花が咲く。
 一年生の教室のすぐ外には、真っ赤な花を咲かせるかなり大きな椿の木がある。
 寒さに耐えて花を咲かせる冬の椿も美しいが、ほたりほたりと散る花と樹上に残る花とが呼応している春の椿も美しい。
 「落椿(おちつばき)」は春の季語である。
 〜ころころと笑う少女ら落椿〜高橋瑛子「河鹿」