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高校生未来の職業人育成事業
令和5年度高校生未来の職業人育成事業
令和5年度 高校生未来の職業人育成事業
~「電子工作におけるハンダ技術の習得」~
本校は、令和5年度「高校生未来の職業人育成事業」の実施校として、栃木県教育委員会より指定を受け、より良い社会を目指して主体的かつ協働的に行動できる未来の職業人の育成に取り組んでいます。
本年度は、千住金属工業株式会社様のご協力により、ご提供いただいた電子回路キットおよび学校祭で用意した電子サイコロキットを使い、ハンダ技術習得の様子を中心に紹介いたします
<ハンダ技術の実習について>
(1)実習場所:本校3F実習室
(2)実習期間:令和5年度8月8日(火)
(3)実習内容:千住金属工業株式会社様から電子回路のキットをご提供いただき、その回路を組み立てながらのハンダ技術を専門技術者からご指導を受け、回路完成までの一連の作業工程を実施した。
第1日目
(1)開講式・ハンダ製造技術概要の説明
開講式を3階電子製図実習室にて行い、指導いただく講師より、ハンダ製造技術の概要についての説明を受けた。
開講式
(2)ハンダ技術の実践
電子回路キットを使いハンダ技術の習得のアドバイスを受けながら指導をいただきました。
第2日目 第3日目 小学生電子工作体験教室
高校生未来の職業人育成事業として小学生電子工作体験教室を実施いたしました。参加を希望された児童のみなさんは10名で、電子工作にとても興味深く体験してくれました。
(1) 名 称: 小学生電子工作体験教室
(2) 期 日: 令和5年8月23日(水)、24日(木) 9:00~12:00
(3) 会 場: 本校3階電子製図実習室
(4) 参 加 者: 小学生 10名
(5) 内 容: 電子工作によるハンダ技術および回路製作実習の実施
<生徒の感想>
今回の事業を通して、私はハンダ付け技術に携わることができ、とても良い経験になりました。また、専門の技術者からハンダ付けの手順やハンダごての当て方などの技術に関する一連の作業内容を丁寧に教えていただき、電子回路を組み立てるための知識を深めることができました。特に専門技術者のハンダ付けと私たちのハンダ付けを比べて、とてもきれいにハンダ付けができていたことに感動しました。この実習を通して、電子工作でのハンダ付け技術の魅力をあらためて感じる事ができました。私は、高校卒業後、就職しますが、この経験が役に立つ仕事に携わることができたら幸いです。さいごに、この貴重な経験をこれから生かしていきたいと思います。
令和4年度高校生未来の職業人育成事業
高校生未来の職業人育成事業
「内装工事における壁紙仕上げ作業技術の習得」
本校は、令和4年度「高校生未来の職業人育成事業」の実施校として、栃木県教育委員会より指定を受け、より良い社会を目指して主体的かつ協働的に行動できる未来の職業人の育成に取り組んでいます。
本年度は、株式会社石野内装様のご協力により、生徒たちが講習を受けている様子を中心に紹介いたします。
<現場実習について>
(1)実習場所: 株式会社 石野内装
(2)実習期間: 令和4年度8月25日(木)26日(金)
(3)実習内容: 内装工事の専門技術者からご指導していただき、壁への石膏ボードの取り付けから、ビニールクロス張りによる仕上げまでの一連の作業工程の指導を受ける。
第1日目
(1)開講式・断熱材の設置工事
開校式をコットンキャビン前で行い、指導いただく講師より、施工の概要についての説明を受けた。事前に壁内部に断熱材を設置し、見切りの板を取り付けた。
開校式 断熱材の設置
(2)石膏ボード張り
石膏ボードの施工方法について説明を受け、石膏ボードを張る位置の寸法を割り出した。次に石膏ボードに加工寸法を墨だし、カッターを使用して加工位置で切断し、壁にビスで取り付けた。壁が複雑なため生徒は取付に苦労していた。
石膏ボートの加工 石膏ボードの取付
第2日目 下地処理・ビニールクロス張り
石膏ボードの継ぎ目をパテ埋めして、表面を平らに仕上げた。次にビニールクロスを張り、余分な部分をカッターで削除して、継ぎ目は切り張りを行い、目立たないようにローラーで押さえつけた。上部を白い壁紙としたことで、部屋全体が明るくなった。
壁紙張り
第3日目 成果発表
(1) 名 称: 芳賀地区専門学科生徒研究発表会
(2) 期 日: 令和4年12月16日(金)
(3) 会 場: 真岡市市民会館 大ホール
(4) 参 加 者: 中学生 165名
(5) 内 容: 発表では、パワーポイントを使用して、今回の事業を含むコットンキャビンの一連のリフォーム内容を中学生に対して発表した。
発表者 発表の様子
<生徒の感想>
今回の事業を通して、私は内装工事の施工体験することができて、とても良い経験になりました。また、専門の技術者からビニールクロス張りの施工に関する一連の作業内容を丁寧に教えていただき、建築の知識を深めることができました。特にビニールクロスを継ぐ作業では、継ぎ目が実際に分からなくなるほどきれいに施工することができて、たいへん感動しました。この実習を通して、建設業の魅力をあらためて感じる事ができました。私は、高校卒業後に現場監督として、建築工事の施工管理の仕事に携わりたいと考えています。この貴重な経験をこれから生かしていきたいと思います。
令和3年度高校生未来の職業人育成事業
高校生未来の職業人育成事業
~「自動ブレーキを搭載したシニアカーの検討」~
本校は、「高校生未来の職業人育成事業」の実施校として、栃木県教育委員会より指定を受け、より良い社会を目指して主体的かつ協働的に行動できる未来の職業人の育成に取り組んでいます。
令和3度は生産機械科が中心となり、主に高齢者や体の不自由な方が使用するシニアカーに自動でブレーキをかけるシステムを搭載するため、(株)アオキシンテックの青木圭太代表取締役社長にご協力いただき、研究を行いました。
第1日目
設計の前段階である「設計仕様書」の作成を中心にどのような仕様にするかを検討しました。初めての設計ということもあり、不慣れな様子でしたが、青木様の丁寧なご指導で必要となる要素についてイメージすることができました。また、マイコンやセンサについての検討も行いました。
第2日目
シニアカーに搭載されている非常停止スイッチ(リミットスイッチ)を押下するサーボモータの固定用治具の設計を行いました。青木様にご指導を頂きながら、各部の寸法をノギスやスケールで測定し、サーボモータの適正な位置を検討しました。
第3目
課題研究で製作した制御装置や治具などを取り付け、実証実験を行いました。時速6kmでの走行時にも壁などの障害物の手前で自動停止することができました。最後に、今後の課題や改善点などを話し合い、青木様から助言をいただきました。
地域貢献活動
12月17日(金)真岡市民会館で行われました「栃木県産業教育振興会芳賀地区学科高校生徒研究発表会」において完成したシニアカーの展示をさせていただき、多くの中学生に見学や体験をしていただきました。
令和元年度高校生未来の職業人育成事業
本年度の活動内容は次のとおりです。特に、人財学園様のご協力により、生徒たちが講習を受けている様子を中心に紹介いたします。
第1日目
鋼鉄溶接の基礎的な技術の育成を図るため、株式会社人財学園の溶接講師花塚秀次様を学校に招き、炭酸ガスアーク溶接の指導を頂き基礎的な溶接技術の向上を得ることができました。
第2日目
板厚の薄い鋼材の溶接技術の育成を図るため、引き続き溶接講師の花塚秀次様を学校に招き、SLの線路などに用いる角パイプや薄い板材の溶接方法の指導を頂きました。
第3日目
アルミニウムの基礎的な溶接技術の向上を図るため、引き続き溶接講師の花塚秀次様を学校に招きご指導いただきました。その際軌道やミニSL本体の製作に関するアドバイスも頂き、無事車体を完成させることができました。
地域貢献活動
完成した車体は、11月23日真岡市で行われました真岡市産業祭にて出展させていただきました。当日は、天候が悪く走行はできませんでしたが、展示という形で地域の子供たちに乗車していただき喜ぶ姿を見ることができました。
また、真岡市の中学生対象とした「栃木県産業教育振興会芳賀地区専門学科生徒研究発表会」が12月18日に行われ、本事業内容を発表させていただきました。講習から発表に至るまでの様々な問題や貴重な経験は、未来の職業人として大きく成長することができたと思います。
令和 6 年度の電気電子研究委員会に
おいて、今年度も真岡工業高校が事
務局となります。
よろしくお願いいたします。