学校日誌

令和5年度 第2回学校評議員会

 第2回学校評議員会を、令和6年2月15日(木)に本校会議室にて開催しました。5名の学校評議員の方全員にご参加いただきました。まずは学校の概況及び学校評価の結果について、全日制、定時制、附属中学校の各教頭から説明し、その後、評議員の方からご意見・ご質問を受けました。
 会議の中で、「附属中学校には目先の高校入試がないので、将来自分はどうあるべきかという視点で、6年間を見通した指導をしていただいている」、「中高一貫校というのは本校のキーワードとなるので、中高一貫校としての本校の良さをもっと外部に発信すべき」、「頑張って学校に来ている定時制の生徒の努力が実るような学校に」などの大変貴重なご意見、ご助言をいただきました。
 本日の評議員の方々からの貴重なご意見をもとに、本校がより良い学校になるべく更なる取組を進めてまいります。本日は誠にありがとうございました。

 

 

(高)1年「総合的な探究の時間」探究発表会

第一学年では、総合的な探究の時間において、「探究発表会」を開催しました。

 

4月から9月の前期、10月から3月の後期の2クール、生徒たちは個人の興味・関心から「問い」を見出し、それぞれの手法で探究を行ってきました。

 

第一学年では、

・「ふざけたことをすごく真面目にやってみよう〜頭でっかちからの脱却〜

・「半径5mの《なぜ?》を見つけてみよう〜本当に探究したいことに熱量をもって取り組む〜

をスローガンにし、

 

①課題の設定 → ②情報の収集 → ③整理・分析 → ④まとめ・表現 → ①(新しい)課題の設定......

 

と「探究のサイクル」を繰り返すことで、汎用的な力と深い知識の両方を得ようと試行錯誤してきました。

 

2月1日(木)、2日(金)はクラス内で発表を行い、発表を聞いたオーディエンスの採点にもとづき、クラスごとに2名ずつの代表者を選出しました。そして、8日(木)、9日(金)は東雲ホール(校内の大講義室)にて、クラス代表の計8名が学年全員の前で発表を行いました。

学年生徒の投票で決定した最優秀賞、優秀賞、優良賞のテーマおよび内容は以下の通りです。

 

最優秀賞

睡魔に勝つには

・授業中にどうしても睡魔に襲われてしまうことがある。なぜ睡魔に襲われてしまうのか、を科学的な根拠に加え、実体験や聞き取りをもとに検証した上で、どうしたら学習に最適な環境を創出することができるのかを実験を行って結果を考察し、現状の学校の学習環境改善についての提言を行うとともに個人でできる学習効果を高める方策についての提言を行った。

 

優秀賞

目に沁みないタマネギの切り方

・最近メガネからコンタクトレンズに替えたところ、タマネギを切るときに涙が出なくなったことに気がついた。その原理を調べるとともに、世に出ている「目に沁みないタマネギの切り方」を超える最善のタマネギの切り方を見い出そうと検証・実験し、自分なりの「目に沁みないタマネギの切り方」を提言した。

 

優良賞

最強のブラウザは何か

・日本ではSafariが60%を超えるシェアを誇り、世界ではChromeが65%に迫るシェアであることを知った。何の気になしに規定のブラウザを使っているが、はたしてどのブラウザが「最強」なのかを検証するため、実験した。何も考えずにすでに決められているものを使ってしまいがちな人々に警鐘を鳴らすとともに、ニッチなものの良さに目を向けることを提言した。

 

各人、趣向を凝らしたオリジナリティ溢れる発表が多かったことが印象的でした。

 

今回の発表会は、その成果を発表する機会を設けることで、友人や教員からフィードバックを得て、これからのさらなる探究につなげることが目的でした。

今回の発表会がこれからの探究の飛躍につながっていくことを期待し、報告といたします。

こどもまんなかミーティング(矢板市長との意見交換会)

 令和6年1月30日(火)イケポス池田キッズハウス(矢板市こども未来館)にて、齋藤 淳一郎市長と市内高校生でこれからの矢板市について意見交換を行う「こどもまんなかミーティング」が行われ、本校からは15名の生徒が参加しました。

 

「高校生が考える未来の矢板市とは」というテーマで、「住んでみたい場所とは」、「働きたい場所とは」、「矢板市の良さとは」という3点について、高校生の視点で、自分のアイディアを市長に提案しました。

 

 他校生の意見を聞いたり、市長と直接お話ししたりする機会をいただき、大変貴重な体験をすることができました。

          

          

~第43回校内百人一首大会~

1月18日から1月22日にかけて、中高合同の校内百人一首大会が伝統文化室で開催されました。

試合方法は「源平戦」でのトーナメント戦です。中学生も高校生も1チーム3人編成で試合を行いました。

1回戦から、上の句が読み上げられると果敢に攻めていく姿が多く見られるなど、熱気あふれる大会となりました。

 

 

令和5年度 第3学期始業式

 令和6年1月5日(金)第3学期始業式を行いました。開式の前に、このたびの令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表すため1分間の黙祷を行いました。被災された方々、そのご家族及び関係の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 さて、式辞の中で大牧校長は、「3年生にとっては勝負の時ですが、1、2年生にとっても、1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、と言うように、この3学期はあっという間に過ぎてしまうので、4月からの新学年での学業、各種大会、コンクールに向けてしっかり準備をしてほしい。」とおっしゃっていました。「強い矢板東」の実現に向けて頑張っていきましょう。
 また、体調管理についてもおっしゃっていました。「大事な出来事の前に、しっかり体調を管理して臨むことは、長い人生の中でも大切なことです。」
 3年生の皆さん、いよいよ来週末は大学入学共通テストですね。しっかり体調管理をして全力で試験に臨んでください。

  

            校長式辞                          校歌斉唱

本校生が「第14回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」に出場しました。

12月23日(土)、24日(日)の二日間、本校1年生の船木陽くんが「第14回全国高等学校選抜スポーツクライミング選手権大会」に出場しました。

 

船木くんは、5月に「第11回リードユース日本選手権南砺大会」で第3位に入り、8月に日本代表に選出されて「IFSC 世界ユース選手権ソウル 2023(リード競技)」に参加するなど、平素より活躍しており、今大会は協会推薦出場となりました。

 

スポーツクライミングの選手は、普段、14歳または15歳は「ユースB」、16歳または17歳は「ユースA」、18歳または19歳は「ジュニア」とカテゴライズされていますが、今大会はこれらのカテゴリ分けをせず、高校1年生から高校3年生までが一堂に競う、まさに「高校生ナンバーワン」を決める大会でした。

 

大会には男子108名、女子90名が参加。初日は2本の違うコースを登り、男女それぞれ上位26名が二日目の決勝へ進みました。二日目の決勝は一本勝負で順位を競いました。

 

船木くんは見事決勝に進出。最終的には惜しくもあと一歩(一手)のところで入賞は逃しましたが、「第11位」という素晴らしい結果を残しました。(本県勢の決勝進出は唯一)

 

本人は「もっといきたかったなー」と悔しそうに話していましたが、 1年生ながら躍動感溢れるクライミングを見せ、会場からは大きな拍手が送られていました。

 

普段の学校生活での穏やかな様子とはひと味違った「本気」の表情が垣間見え、担任として、非常にいいシーンを見ることができた機会となりました。

 

引き続き、さまざまな大会での活躍を応援していきたいと思います。ご声援、ありがとうございました。

 

文責:引率(担任)星野廣之

令和5年度 矢板東高等学校・同附属中学校 第2学期終業式

 令和5年12月21日(木)、大掃除の後、体育館にて第2学期終業式を実施しました。
 式に先立ち賞状伝達式を行いました。登壇して表彰を受けたのは以下の団体、生徒たちです。表彰を受けた皆さん、おめでとうございます。

【団体】
陸上競技部   第12回栃木県高等学校北部支部新人陸上競技大会 男子三段跳び 第1位
        第12回栃木県高等学校北部支部新人陸上競技大会 男子走り幅跳び 第1位
バレーボール部 栃木県高体連北部支部新人バレーボール大会(女子) 団体 3位
ソフトテニス部 栃木県高体連北部支部総合体育大会ソフトテニス大会 団体 3位
        栃木県高体連北部支部総合体育大会ソフトテニス大会 個人 3位
        栃木県高体連北部支部新人体育大会ソフトテニス大会 団体 準優勝
        栃木県高体連北部支部新人体育大会ソフトテニス大会 個人 3位
弓道部     栃木県高体連北部支部新人体育大会弓道大会 団体 優勝
        栃木県高体連北部支部新人体育大会弓道大会 個人 3位
合唱部     第60回栃木県合唱コンクール 銅賞
吹奏楽部    第65回栃木県吹奏楽コンクール 高校生の部 B部門 銀賞
        第16回栃木県吹奏楽連盟県北地区アンサンブルコンテスト
         クラリネット4重奏 高等学校の部 金賞
        第16回栃木県吹奏楽連盟県北地区アンサンブルコンテスト
         トロンボーン3重奏 高等学校の部 金賞
        第16回栃木県吹奏楽連盟県北地区アンサンブルコンテスト
         フルート3重奏 高等学校の部 金賞
書道部     第56回下野教育書道展 特選
        第47回栃木県高等学校書道展 優秀賞
演劇部     第45回栃木県高等学校総合文化祭演劇研究大会 創作脚本賞
リベラルアーツ同好会
        栃木県高等学校社会部会研究発表大会 優秀賞 
        日本地理学会 2023年秋季学術大会 高校生ポスターセッション 理事長賞
        全国高等学校社会科学・郷土研究発表大会 優良賞
【個人】
第60回栃木県高等学校国際理解弁論大会 優良賞
第47回ピティナ・ピアノコンペティション全国大会 Jカテゴリー 入選
統計グラフ栃木県コンクール パソコンB部 入選1席
統計グラフ栃木県コンクール パソコンB部 入選1席
サイエンスキャッスル2023関東大会 優秀賞
第11回とちぎアントレプレナー・コンテスト 優秀賞
校内読書感想文コンクール 最優秀賞

 

 続いて終業式が行われ、大牧校長の式辞がありました。「きのえ・たつ」という言葉についてお話をしてくださいました。漢字では「甲辰」と書きます。さて、その内容は?ぜひ各自で調べてみてください。
 冬休みは12/22~1/4までの2週間となります。校長先生の甲辰の話の中にもありましたが、甲辰の年は何かにチャレンジするのにふさわしい年ということでしたね。ぜひ冬休みの間に自分は何にチャレンジするのか考えてみてください。それでは来年1月5日(金)の3学期始業式には全員元気に登校してください!良いお年を。

トビタテ!留学JAPAN参加生徒 報告会

高校1年生の三島さんが、トビタテ!留学JAPANの8期生として、7月27日から約一か月間「クラブチームでのインターンシップ」をテーマにドイツ、マインツへ留学してきました。終業式の前にその報告会を行いました。三島さんは本校サッカー部に所属しており、日本がワールドカップで優勝するためには裏方のレベルアップも必要と考え、ワールドカップ最多優勝国のドイツへ留学し、現地のサッカークラブであるマインツでチームスタッフとして過ごしてきました。その貴重な経験を全校生徒の前で堂々と話してくれました。三島さん、ありがとうございました。将来の日本のワールドカップ優勝に貢献してください。

  

 本校生は、ここ数年文部科学省主催のトビタテ!留学JAPANに複数名採用され、それぞれが自身が掲げるテーマのもと世界各国に飛び立っています。今年度は5名の生徒が8期生に採用されていますので、各自の留学先、テーマ等を紹介します。

No. 学年 留学先 各自のテーマ 留学期間
2年生 カナダ バンクーバー 世界中の人々を惹きつけるダンスとは 7/8-7/29
1年生 ドイツ マインツ クラブチームでのインターンシップ 7/27-8/24
1年生 オーストラリア ブリスベン 森林火災への対策や動物の保護の研究 9/18-5/17
1年生 オーストラリア ヌーサ 野生動物の共存の実例を学ぶ 12/18-1/31
1年生 イギリス オックスフォード グラフィックデザイン 12/11-2-16

 

 

 

台湾荘敬高級工業家事職業学校との交流

12月5日(火)、台湾荘敬高級工業家事職業学校の生徒さん29名と先生方が来校されました。

 

朝、生徒会役員が正面玄関でお出迎えをし、会議室で歓迎式を行いました。その後各HR教室に移動し、授業に参加していただきました。最初はお互いに緊張した面持ちでしたが、本校生徒は積極的に話しかけ、コミュニケーションを取っていました。徐々に笑顔も見られ、楽しそうに交流することができていました。

 

午後は弓道場で弓道の見学、柔道着を着用しての記念撮影、附属中の「芸術家派遣事業」であるお琴と尺八の授業を見学していただきました。日本ならではの文化や、本校生徒が一生懸命取り組んでいる様子を見ていただけたと思います。

 

最後にお別れセレモニーを行い、プレゼント交換をしました。台湾荘敬高校の代表の生徒さんは、「台湾の高校と日本の高校の違いがよく分かりました。今日の経験は一生忘れない思い出になると思います。」とお話してくれました。

   

  

 

高校生と矢板市議会との意見交換会

本校生17名が矢板市議会議員の方々と、矢板市のまちづくりをテーマに意見交換会を行いました。

本校生からは次のようなアイデアが出されて、多角的で有意義な話し合いになりました。

【Aグループ】

キーワード;交通・福祉/観光/農業/飲食/スポーツ&音楽

駅および周辺へのエスカレーター設置、運転免許がなくても矢板を自由に周遊できるレンタサイクル・ステーションの設置など交通福祉の充実、観光や人流創出を見通した食と農の企画や飲食店の充実など

【Bグループ】

キーワード;企業(産業)/子育て/教育/イベント/その他

企業跡地の活用、商店街の活性化、読書支援などの人にやさしい事業の提案など

【Cグループ】

 キーワード;サッカーのまち/若者のまち

サッカーをはじめとするあらゆるスポーツが実施可能な環境の充実やeスポーツの導入。他市からのアクセスの良さという利点を生かして、スポーツ等のレジャー施設と住民が利用しやすい自習室などフリースペースの充実。ただし、深夜利用は行わないなど利用時間に制限を設けて、まちの治安を守る。

【Dグループ】

 キーワード;グリーンツーリズム/遠征誘致

 林業の発展と目的として、活用と再生の両事業の実施。グラウンド、体育館などのまだ使える施設を生かすため、廃校をリニューアルして遠征を誘致する(スポーツコミッション)。他県から訪れた人たちに向けて、おみやげ・観光を充実させ、観光収入を増加させる等

 

生徒たちは一人が出したアイデアを他の分野のアイデアと結びつけて、話し合い活動の中でさらに発展させていました。視察の方も含め議員の皆さまからお褒めの言葉をいただき、今後に繋げたいと積極的なお声をいただきました。